Dバックス、ロブロ監督と2021年まで契約延長 昨季は8月まで首位キープも9月に失速
2019/01/30
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2017年は就任1年目でリーグ最優秀監督に選出
アリゾナ・ダイヤモンドバックスが、2019年シーズン限りで契約が切れるトロイ・ロブロ監督に対して、契約を2年延長したことが分かった。29日(日本時間30日)、米スポーツサイト『ESPN』が伝えている。
現役時代には日本のヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)で活躍したロブロ監督は、2017年にダイヤモンドバックスの指揮官に就任し、1年目で93勝69敗(勝率.574)の成績を挙げ、ナショナル・リーグ西地区2位となって6年ぶりにポストシーズン進出。前年に93敗を喫したチームを見事に立て直したことが評価され、リーグのシーズン最優秀監督に選出された。
しかし昨季は8月まで地区首位をキープしていたものの、9月に8勝19敗と急失速。最終的に82勝80敗(勝率.506)で地区3位となった。終盤は平野佳寿投手が加わったブルペンの起用法に苦戦したり、シーズンを通じて敵地でのチーム打率がリーグ14位(.228)に沈むなど課題を抱えながらの戦いを強いられた。
米メディア『AP通信』によれば、ダイヤモンドバックスはロブロ監督と2020年~2021年までの2年契約を結んだという。ロブロ監督は今季2019年を含めて向こう3年間チームを託されることになった。
『ESPN』によると、球団GMのマイク・ヘイゼン氏は「トロイのリーダーシップと多くの人、特に選手やコーチとの繋がりは、アリゾナで“文化”を培い、育てて続けている」と話し、「この契約は、トロイと彼の家族、そしてダイヤモンドバックスにとってワクワクするものだ」と今季3年目を迎える指揮官に大きな期待を寄せている。