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レイズ、本拠地球場を完全キャッシュレス化 “伝統的ボールパーク”からの脱却は経営難を救うか

2019/02/02

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平均観客数メジャーワースト2位、“高級化路線”にシフト

 キャッスレス化より前に、トロピカーナ・フィールドは2019年シーズンから最大観客席数を現在から5000席以上削減することも発表している。削減後の最大観客数は2万5000~2万6000人になると見られ、他の全てのメジャーリーグ使用球場から比べると、格段に少ない最小規模の球場になる。削減されるのは主に上階の低価格席で、高価格帯の席が増えるとも予想されている。
 
 スポーツ専門局『ESPN』によると、レイズの2018年シーズンの平均観客数は1万4258人でメジャーワースト2位と低迷している。これに象徴される人気不振の傾向はここ10年ほど続いているもので、2012年から2017年までの6年連続でメジャー最下位の不名誉な記録までも作っている。
 
 レイズは観客1人あたりの単価を増やす高級化路線でこうした慢性的な経営難への打開策を図っているようだ。経営難に苦しんでいるのはレイズだけではなく、その路線を追随する他の球団が出てくる可能性は大きい。かってナショナル・パスタイム(国民的娯楽)と呼ばれた米国の野球観戦も姿を変えていくのだろうか。

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