メッツ、2012年最多勝左腕の獲得を計画 実現なら先発ローテはメジャートップ君臨へ
2019/02/02
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CY賞投手に速球王…エースから5番手まで隙なしへ
ニューヨーク・メッツが、ミルウォーキー・ブリュワーズからフリーエージェント(FA)となっているジオ・ゴンザレス投手の獲得を計画していることが分かった。地元紙『ニューヨーク・ポスト』が1日(日本時間2日)、伝えている。
メッツGMのブロディ・バンワゲネン氏は先発ローテーションをさらに強化するため新たな先発投手を探しており、ゴンザレスに白羽の矢が立っているという。
メッツには昨季サイ・ヤング賞を獲得したジェイコブ・デグロム投手や平均160キロの直球を誇るノア・シンダーガード投手などがいる。予想されるローテーションは以下の通り。 ※成績は昨季のもの
ジェイコブ・デグロム(30歳):32先発、10勝9敗、防御率1.70、217回、269奪三振
ノア・シンダーガード(26歳):25先発、13勝4敗、防御率3.03、154回1/3、155奪三振
ザック・ウィーラー(28歳):29先発、12勝7敗、防御率3.31、182回1/3、179奪三振
スティーブン・マッツ(27歳):30先発、5勝11敗、防御率3.97、154回、152奪三振
ジェイソン・バーガス(35歳):20先発、7勝9敗、防御率5.77、92回、84奪三振
ローテーションは既に完成系に近く、現段階でもリーグ屈指のものともいえる。しかし、この中でも不安要素は存在する。
5番手を務めると予想される左腕のバーガスは、2017年の最多勝投手(18勝)だが、昨季は防御率が大幅に悪化。年齢も35歳(現地2日に36歳)とベテランの域に入っているため、バーガスに代わるローテーション投手として左投手のゴンザレスをメッツが求めている形だ。
ゴンザレスは33歳の左腕投手で、ワシントン・ナショナルズ時代の2012年には最多勝(21勝)のタイトルを獲得している実力者。昨季はナショナルズとブリュワーズでプレーし、32先発で10勝11敗、防御率4.21、171回を投げ148奪三振の成績だった。
ゴンザレス獲得が実現すれば、メッツの先発ローテーションがメジャー全体でもトップに君臨することはほぼ間違いなさそうだ。