ブリュワーズ、ベテラン右腕トムリンを獲得 昨季は“一発病”悪化、大谷翔平にメジャー第1号献上
2019/02/08
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ミルウォーキー・ブリュワーズは、クリーブランド・インディアンスからフリーエージェント(FA)となっていたジョシュ・トムリン投手とマイナー契約で合意した。米公式サイト『MLB.com』が7日(日本時間8日)、伝えている。
トムリンは34歳のベテラン先発右腕。2010年にクリーブランド・インディアンスでメジャーデビューを果たすと、以後は球団生え抜き選手としてプレーし、3度の2桁勝利を記録するなど、強力なローテーションの一角として活躍した。
だが、昨季はトムリンにとって不本意なシーズンとなった。シーズン初登板となった4月3 日(同4日)のロサンゼルス・エンゼルス戦では、初回、大谷翔平投手にメジャー第1号となる3ランを被弾。ゴールデンルーキーの記念すべき初本塁打ということもあり、映像が何度も再生され、不名誉な形でトムリンの名前が広まった。
その後も調子を取り戻せず、ブルペンへと配置転換。元々被本塁打の多い投手だったが、昨季は70回1/3をなげ25本塁打を浴びるなど“一発病”が悪化し、シーズン成績は32試合の登板で、2勝5敗、防御率6.14まで落ち込んだ。
移籍先のブリュワーズは、先発陣が不足。スプリングトレーニングに招待選手として参加するトムリンは、アピール次第でロースター枠を勝ち取れる可能性もある。リーグが変わり対戦する機会は減るが、復調したトムリンが大谷へリベンジする姿にも期待したい。