大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » 元レッドソックス・ユーキリス氏がMLB規定の変更を提案 NPBを参考?「毎週月曜オフに」

元レッドソックス・ユーキリス氏がMLB規定の変更を提案 NPBを参考?「毎週月曜オフに」

2019/02/09

text By

photo

Getty Images



プレーオフの開催地、防護ネット強化なども

 かつてMLBのボストン・レッドソックス、そしてNPBの東北楽天ゴールデンイーグルスなどで活躍したケビン・ユーキリス氏が、自身の公式ツイッターでMLBにおける規定・ルールの変更を提案した。米メディア『NBCスポーツ・ボストン』が8日(日本時間9日)、伝えている。
 
 ユーキリス氏は、2004年にレッドソックスでデビューし、主に一塁手として長打力と優れた選球眼を武器に活躍。2004年と2007年にワールドシリーズ制覇に貢献した。その後、シカゴ・ホワイトソックスとニューヨーク・ヤンキースを経て、2014年には来日して楽天でプレーした。メジャー10年間での通算成績は、1061試合で打率.281、150本塁打、618打点、539四球、出塁率.382、長打率.478。
 
 同サイトによると、ユーキリス氏が自身のツイッターでシーズンスケジュールを含むMLBの規定の変更を提案したという。その提案は以下の通り。
 
(1)毎週月曜日はオフ
(2)バランスの取れたスケジュール
(3)プレーオフのシリーズは7試合制
(4)プレーオフのシードはレギュラーシーズンの総合成績で順に決定
(5)ファール球やバットがスタンドに飛び込むのを防ぐために防護ネットを強化
 
 これらの提案を受けて、同サイトは「月曜休みとバランスの取れたスケジュールは間違いなく選手に優しいルール」と同意。毎週月曜日をオフにすることに関しては、月曜に試合が行われることが少ないNPBを経験したからこその意見なのかもしれない。また、「プレーオフのシリーズを7試合制に統一することで、地区シリーズでの5試合を廃止される」としてしている。
 
 そして、プレーオフのシードに関しては、ユーキリス氏はシーズン中の成績で決定すべきとしており、開催地に関して同サイトは「(ワイルドカードを含めて)地区優勝チームに自動的に本拠地開催のアドバンテージを与えないことで、米プロバスケットボール『NBA』のプレーオフ形式に似ていて、十分理にかなっている」として、7回戦制(4勝制)で「本拠地と敵地でそれぞれ2連戦を行った後、1試合ごとに開催地を変更する」というNBAと同じ方式を取ることに賛成の見解を示した。
 
 しかし、同サイトは「MLB機構が今季からこれらを採用することはまずないが、人々がいくつかの変更を望んでいるのは明らか」と、将来的な変更を望む姿勢を見せている。
 
 故障やアクシデントの危険性を少しでも取り除き、チーム、選手、そしてファンが安心して試合を楽しめる環境づくりが求められる中、ユーキリス氏の提案は今後どんな影響をもたらすのか注目だ。



error: Content is protected !!