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“オープナー”の象徴セルジオ・ロモ、今季の所属先は未定も楽観的

2019/02/10

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 タンパベイ・レイズからFA中で、未だ今季の所属先が決まっていない、セルジオ・ロモ投手が自身の去就について語ったことを、現地8日(日本時間9日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向けサイト『ラス・マジョーレス.com』が報じている。
 
 現在、ロモはメキシコ・ウインターリーグ王者のチャロス・デ・ハリスコの一員として、パナマで開催中のカリビアンシリーズに参戦中だ。今季の所属先についてメディアから質問を受けた35歳の右腕は「まだ分からない。話し合いは続けているが、今はチャロスの一員としてここパナマにいる。私が知っていることはない」と答えている。
 
 そして「チームのためにプレー、貢献するために準備を整えてやって来る。こういう感覚というのは非常にいいものだ」と現状を楽しんでいることを強調している。
 
 ロモは昨季73試合に登板し、3勝4敗25セーブ、防御率4.14という成績を残した。しかし、この成績以上にインパクトを残したのは、昨季MLBの一大ムーブメントとなった、リリーフ投手が先発登板する「オープナー」としてのイメージであろう。5月19日、20日の対ロサンゼルス・エンゼルス戦での2日連続先発登板をはじめ、計5試合に先発している。
 
 また、7月25日の対ニューヨーク・ヤンキース戦では、自身の登板中、ワンポイントリリーフにマウンドを譲るため、三塁の守備につくという珍しい記録も作るなど、投球以外の面で注目を集めることも多かった。
 
 オフ中もメキシコで精力的にプレーし、健在ぶりをアピールしているロモは、3月に侍ジャパンと強化試合を行うメキシコ代表メンバーにも選出されている。MLB通算11年で643試合に登板し、サンフランシスコ・ジャイアンツ時代に3度のワールドシリーズ制覇に貢献したタフネス右腕に触手する球団は現れるのだろうか。



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