インディアンス・クルーバーは残留濃厚! トレードの噂も移籍の可能性は低く
2019/02/11
Getty Images
クリーブランド・インディアンスのエース、コーリー・クルーバー投手について、昨年末ごろまではトレードの噂が絶えなかったが、現状移籍の可能性はかなり低いものとなっているようだ。公式サイト『MLB.com』が10日(日本時間11日)、伝えた。
クルーバーは2011年、インディアンスでメジャーデビュー。2013年には11勝を挙げ、先発ローテーションに定着した。翌年も18勝の大活躍を見せると、2015年こそ9勝にとどまったが、2016、2017年はいずれも18勝を挙げた。今季も剛腕は健在で、33試合登板、215回を投げ20勝7敗、防御率2.89の好成績。2014年と2017年にはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した、メジャーを代表する先発投手だ。
そんなクルーバーだが、今オフはトレードに出されるとの噂があった。ロサンゼルス・ドジャース、ミルウォーキー・ブリュワーズ、シンシナティ・レッズ、ニューヨーク・ヤンキース、サンディエゴ・パドレスなどがトレードに乗り出すとされていた。
しかし、各球団は既に今季の構想を固めつつある。ドジャースとレッズの間では計7人が絡むトレード、ヤンキースも先発陣の整備はほぼ完了した。パドレスは現在、フリーエージェント(FA)市場の目玉であるブライス・ハーパー外野手やマニー・マチャド内野手の獲得に向け動いている。
これらの事情から、『MLB.com』は、今オフにクルーバーが放出される可能性は極めて低くなったと報道。FAとなるのは2021年シーズン終了後だが、残す成績や他チームの状況次第ではそれより早い段階でトレードとなる可能性は残されている。
直近4年連続で開幕投手を務め、ここ5年で1000イニング以上を投げた2人の投手のうちの1人であるクルーバーの今後のキャリアはどのように進むだろうか。安定感抜群のエースから目が離せない。