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2年目の平野佳寿、Dバックス守護神候補に選出 強力ライバルと“三つ巴”も安定感は強み

2019/02/13

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新加入のホランドは通算189セーブも…環境の変化が弱点?

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの今季陣容が予想され、クローザー候補として挙げられた3投手の中に平野佳寿投手も選ばれた。米メディア『Forbes』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 今オフ、ダイヤモンドバックスはフリーエージェント(FA)からグレッグ・ホランド投手を獲得。同メディアは、このホランドが抑え投手としてフルシーズンを過ごせばボーナスを受け取ることに触れた際、「しかしアーチ・ブラッドリーとヨシヒサ・ヒラノも候補の1人だ」と分析。守護神の座を争いはのは三つ巴になることを予想した。
 
 候補に挙げられた平野は昨季、75登板で防御率2.44、32ホールド、3セーブ。26試合連続無失点をマークするなど安定感は抜群だったが、メジャー2年目への適応や後半戦に疲労が表れるなど課題がある。しかしホランドとブラッドリーも昨季は課題を残していた。
 
 通算189セーブの実績を持つホランドは昨季、新天地となるセントルイス・カージナルスで開幕を迎えたものの32登板で防御率7.92と絶不調に陥り、7月にメジャー40人枠から外される事実上の“戦力外”を言い渡される。
 
 その後8月にワシントン・ナショナルズに入団してからは24登板で防御率0.84と一転して絶好調。移籍前が嘘だったかのように活躍したが、環境の変化によって調子が不安定になる一面があらわになっていた。昨季は計56登板で防御率4.66となっている。
 
 もう1人の抑え候補であるアーチー・ブラッドリー投手は昨季セットアップを担当。チームで2番目に多い76登板で防御率3.64、34ホールドの成績を残しており、リリーフ転向2年目も活躍を見せた。
 
 しかし、オールスター前は47登板で防御率1.97と好調だったのに対し、それ以降は29登板で防御率6.58と成績が大幅に悪化。登板数自体が多かったこともあるがシーズン序盤の疲れを引きずる形となってしまった。
 
 三つ巴で守護神の座を争う状況となっているダイヤモンドバックスブルペン。抑え投手としての経験が最もあるのはホランドだが、昨季の防御率では平野が最も安定感ある成績だった。この中から果たして誰が定着することになるだろうか。



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