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カーショウの“相方”エリスが引退 最強左腕の実力を引き出した名控え捕手

2019/02/13

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Getty Images



POでは猛打炸裂、頼れるベテランとして存在感示す

 サンディエゴ・パドレスのA.J.エリス捕手が現役引退し、同球団のフロント入りが決まった。米メディア『DODGER BLUE』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 エリスは37歳のベテラン捕手。2008年にドジャースでメジャーデビューすると、主に控え捕手として活躍。卓越したリードを武器に守備で8年半の間ドジャースを支え、退団後もフィラデルフィア・フィリーズ、マイアミ・マーリンズなど複数の球団を渡り歩きながら活躍していた。
 
 昨季は開幕前にパドレスとマイナー契約を結び春季キャンプの招待選手からスタート。見事開幕メジャーを勝ち取り、ここでも控え捕手としてチームを支えた。66試合の出場で打率.272、1本塁打、15打点の成績だった。
 
 同メディアによると、エリスはパドレスとの契約終了をもって現役引退を決意。そのまま同球団の特別アシスタントに就任することが決まった。
 
 キャリア11年間で打率3割以上のシーズンはなし、2桁本塁打は2度(2012年・13本、2013年・10本)のみだが、ポストシーズンでは通算61打席で打率.365とここ1番ではよく打っていた。通算成績は672試合、打率.239、44本塁打、229打点。
 
 エリスはドジャース時代にクレイトン・カーショウ投手との名コンビでもよく知られていた。同サイト内では「(エリスは)カーショウの親友の1人だ」と述べており、3度のサイ・ヤング賞(2011年、2013年、2014年)に輝いているカーショウの実力を最大限に引き出した捕手でもあった。
 
 また、カーショウが2014年6月にコロラド・ロッキーズ戦でノーヒットノーランを達成した時も捕手を務めたのはエリスだった。控えを中心に陰ながら投手を支えたエリスだが、長期間活躍を見てきたドジャースファンの記憶には残り続けることだろう。



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