祖父は“ボストンの伝説” 孫マイク・ヤストレムスキー、念願のメジャーデビューなるか
2019/02/13
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祖父カール氏は三冠王&殿堂入りの伝説的選手
米国野球殿堂入りを果たしているカール・ヤストレムスキー氏を祖父に持ち、ボルティモア・オリオールズ傘下マイナーでプレーするマイク・ヤストレムスキー外野手を米メディア『masn』が12日(日本時間13日)、特集記事を発表した。
28歳のマイクは、現在オリオールズ傘下マイナーでプレーする外野手。2013年に同球団にドラフト14巡目で指名され、現在までマイナーで経験を積み重ねている。昨季は3Aで94試合に出場し打率.265、9本塁打、49打点。3Aで過ごしたシーズンでは自己最高の成績だった。
今季は自身の初のメジャーでの春季キャンプに参加し念願のメジャー昇格へ向け進んでいるマイクだが、その祖父にも大きな注目が集まっている。
祖父のカール氏はボストン・レッドソックスで一筋23年間プレーした外野手。1967年には打率.326、44本塁打、121打点で三冠王に輝き、2012年にミゲル・カブレラ内野手(タイガース)が45年ぶりに達成するまで長くの間「最後の三冠王」と呼ばれていた。
40歳を超えてもメジャーで活躍を見せ、通算成績は3308試合、打率.285、メジャー歴代8位となる3419安打、452本塁打、1844打点。1989年には得票率94.63%で殿堂入りを果たし、背番号「8番」レッドソックスの永久欠番となっている。
そんな伝説的な祖父を追いかけるマイクだが、メジャー昇格のチャンスはすぐそこまで来ているかもしれない。オリオールズは昨季115敗を喫するなど“どん底”の状態に陥っており、今季も外野のレギュラーとして起用されそうな選手は昨季24本塁打のトレイ・マンシー二外野手以外にいないからだ。
カール氏がかつてプレーしたレッドソックス本拠地フェンウェイ・パークは今なお健在で、同地区のオリオールズが遠征することも多く、今季はマイクが祖父と同じ外野に立つ光景も見られるかもしれない。