ツインズ、軸となる若手2選手と5年間の契約延長 今季プレーオフ進出へ本腰
2019/02/15
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ミネソタ・ツインズが、マックス・ケプラー外野手、ホーヘイ・ポランコ内野手と5年間の契約延長をしたことが分かった。米メディア『NBC Sports』が14日(日本時間15日)、伝えている。
同メディアによると、ツインズはケプラー、ポランコの生え抜き2選手と契約を延長。ケプラーは、5年3500万ドル(約38億6000万円)+6年目の球団オプション、ポランコは5年2575万ドル(約28億4000万円)+6年目の球団オプションとなっている。
ケプラーは、メジャーリーガーでは珍しいドイツ出身の26歳。長打が魅力の外野手で、2015年にメジャーデビューして以降、年々本塁打を増やしている。昨季は、自己最多の156試合に出場し、打率.224、20本塁打、58打点の成績。主に右翼手として、優れた守備力も見せている。
一方、ポランコはドミニカ共和国出身の内野手。2014年にメジャーデビューすると、主に遊撃手として活躍。昨年は、3月に禁止薬物の使用が発覚し、開幕から80試合の出場停止となったが、復帰後は77試合の出場で打率.288、6本塁打、42打点と安定した打棒を発揮した。
2017年は、前年地区最下位から躍進を見せ、ワイルドカードでプレーオフ進出を果たしたツインズだったが、昨季は地区2位ながら、78勝84敗と大きく負け越し。バイロン・バクストン外野手、ミゲル・サノー内野手ら期待の若手主力選手が不振に陥った。
再び勝てるチームを作るため、オフに昨季37本塁打のネルソン・クルーズ外野手、30本塁打のC.J.クロン内野手を獲得するなど打線強化に力を入れた。今回の契約延長も、新打線の軸となる選手を流出させないためだろう。
昨季限りで、長年活躍したジョー・マウアー元捕手(引退時は内野手)が引退し、時代に一つ区切りがついた形となったツインズ。これから訪れる新時代は、ケプラーとポランコの活躍が鍵を握ることになりそうだ。