メッツ、昨年かかと手術のセスペデスが復帰に自信「100%で戻ってくることを計画」
2019/02/16
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4年総額121億円…大型契約の3年目。2015年の輝きを取り戻せるか
昨夏に両足かかとを手術したニューヨーク・メッツのヨエニス・セスペデス外野手が、今季中に復帰することができると自信を示した。米スポーツサイト『ESPN』が15日(日本時間16日)、伝えている。
現在33歳のセスペデスは、2015年途中にデトロイト・タイガースからトレードでメッツに移籍。加入後は57試合で17本塁打を放ち、ナショナル・リーグ東地区優勝とワールドシリーズ進出に貢献した。この年は2チームで通算159試合で打率.291、35本塁打、105打点の成績を残している。
2016年のシーズン終了後に4年1億1000万ドル(約121億円)の大型契約を結んだが、その契約1年目は太もも裏(ハムストリング)で81試合の出場にとどまり、2年目の昨季は両足かかとの石灰化と骨棘を解消するための複数の手術により38試合の出場に終わっている。
そして迎えた今季。セスペデスは「私は戻れるような気がする。1カ月、2カ月、3カ月後になってしまうかもしれないが、戻ることができると思う」と今季中の復帰に向けて前向きな姿勢を示すとともに、「2015年の時のように100%で戻ってくることを計画している」と状態に自信を持っていることを明らかにした。
具体的な状態はというと、「現時点では50%とも言えない。手術前は歩くことにも苦労していたが、今は何の痛みもなく歩けるようになっている」と説明。少しずつではあるが、感覚を取り戻しているようだ。
一方で、メッツのミッキー・キャロウェイ監督は、「セスペデスが受けた手術はメジャーリーグでは一般的ではないので、待たなければいけない」と述べながら、「我々には時間がある」として、セスペデスが100%の状態で戻ってきてインパクトをもたらしてくれることを期待している。
強肩強打の能力を持つセスペデスが万全の状態であれば、攻守にチームを盛り立ててくれることは間違いない。今オフはロビンソン・カノー内野手やエドウィン・ディアズ投手、ウィルソン・ラモス捕手など補強に積極的だったメッツだが、外野手の層は決して厚いとは言えない。高年俸であることを考えても、セスペデスの早期復帰と活躍が待たれるところだ。