FAのハーパー&マチャド、今週中に結論か ハーパーは360億円“超大型契約”の可能性
2019/02/19
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フィリーズ、パドレスが筆頭候補も「最後の1分で…」
今オフ未だに契約に至っていないフリーエージェント(FA)のブライス・ハーパー外野手とマニー・マチャド内野手について、今週中にも契約を結ぶ可能性が出てきた。米メディア『MLBネットワーク・ラジオ』が18日(日本時間19日)、伝えている。
メジャーリーグはスプリングトレーニング(春季キャンプ)が始まり、開幕がすぐそこまで来ている。しかし、最大の目玉とされている選手がハーパーとマチャドの所属チームが未だ決まっておらず、FA市場は混沌を極めている。
そんな中、米ラジオ放送局『Sirius XM』が運営する『MLBネットワーク・ラジオ』でかつてMLB球団でGMを務めていたジム・ボウデン氏が「ハーパーは金曜までに契約書にペンを入れる(署名する)可能性があり、マチャドもその方向で進んでいる可能性がある」とコメント。今週中にも“結論”が出るだろうとの見方を示した。
さらに同氏は、「おそらくハーパーはフィラデルフィア・フィリーズと、マチャドはサンディエゴ・パドレスとの契約することが非常に近くなっている」と具体的なチームを明かした。これまでも、フィリーズとパドレスは多数の報道で名前が挙がっていたが、さらにその可能性が色濃くなった形だ。
それでも、「可能性」の域を出ないのが現状だ。中でもハーパーに関してボウデン氏は「たとえ全ての兆候がフィリーズに向いているとしても、最後の1分でワシントン・ナショナルズ、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・ホワイトソックスからオファーが飛び込んでくる可能性がある」としている。
そして金額に関しては、「ハーパーの契約は2014年にジャンカルロ・スタントン外野手が当時マイアミ・マーリンズと13年総額3億2500万ドル(約357億5000万円)の契約を上回ると聞いている」と“超大型契約”が結ばれる可能性を示唆。この停滞するFA市場は、メジャー史に残る契約で終結するかもしれない。