岩隈久志、復帰は6月? 「焦りは感じるが、現実は受け入れなければ」
DL入り中の岩隈久志の戦線復帰はまだ先になりそうだ。広背筋の痛みで投球練習を当面見合わせることになったからだ。
2015/05/14
Getty Images
岩隈はじめ先発投手の駒不足がチーム成績に影響
昨季、わずか1勝及ばず2001年以来のポストシーズン進出を逃したマリナーズ。オフには4年5700ドルを投じてアリーグ本塁打王のネルソン・クルーズを獲得した。そのクルーズは4月のアリーグMVPに選出されるなど額面通りの活躍を披露している。しかし、チームは5月12日現在で地区3位も15勝17敗、勝率.469と、前評判通りの出だしとは言いがたい。
苦戦の要因としては、駒不足の先発投手陣が挙げられる。大エースのフェリックス・ヘルナンデスは圧倒的な投球を披露し、新加入のJA・ハップもまずまずだが、期待の若手コンビのジェームズ・パクストンとタイワン・ウオーカーにはもう一つ安定感がない。何よりも、本来フェリックスと両輪を形成すべき岩隈久志が4月末より故障者リストに入っている。
その岩隈は戦線復帰までは、まだ時間が掛かりそうだ。広背筋の痛みで投球練習を取りやめたからだ。ロイド・マクレンドン監督によると「10日間くらいは投球を見合わせなければならないだろう」とのことだ。地元紙『シアトルタイムズ』は、これにより復帰は6月になると見ているようだ。
If this goes the full 10 days from Saturday, Iwakuma would be cleared to throw on May 18. From there, he would need to build up arm strength. There is a gradual process than includes playing catch, long toss, flat ground pitching, bullpen sessions, a simulated game and multiple rehab starts.
(5月9日)土曜日の時点からフルに10日間を要するとなると、岩隈の投球再開は5月18日になる。そこから、腕の筋力を回復する必要がある。キャッチボール、遠球、平地での投球、ブルペンセッション、実戦形式の投球練習そして何度かのマイナーでのリハビリ登板と、段階を踏んだプロセスが必要だ。