大谷翔平のエンゼルス入り「理由は快適さ」 MLB公式が“衝撃的なFA選手の決断”を特集
2019/02/20
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全30球団に質問状を送付、最終候補7チームから選択
フリーエージェント(FA)となっていたマニー・マチャド内野手がサンディエゴ・パドレスと大型契約を結んだことを受け、MLB公式サイト『MLB.com』は19日(日本時間20日)、過去の「最も衝撃的なFA選手の決断」を特集。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手も選出された。
二刀流としてのプレースタイルを希望した大谷は、2017年のオフにポスティング制度を利用してエンゼルスと契約を結んだ。事前にメジャーの全30球団に対して評価や育成法を尋ねる質問状を送付し、エンゼルスとともにシカゴ・カブス、ロサンゼルス・ドジャース、サンフランシスコ・ジャイアンツ、シアトル・マリナーズ、テキサス・レンジャーズ、パドレスが最終候補に残ったが、大谷はエンゼルスのユニフォームを着ることを決断した。
同サイトは、「特にその年ワールドシリーズ進出を果たしていたドジャースを選ばなかったのは多くの人にとって衝撃的だった」としており、さらにエンゼルスを選んだ理由について「家族のような雰囲気と快適さ」であったと見解を示している。
エンゼルスを選択した大谷は、自身が掲げていた通り「二刀流」で先発投手として4勝を挙げ、シーズン途中に右肘靭帯を痛めたが、故障者リスト入りを経て打者としてシーズン終了まで活躍。367打席で打率.285、22本塁打、61打点を記録し、アメリカン・リーグ最優秀新人賞(新人王)に選出され、MLB史上でもベーブ・ルース氏以来となる歴史的な選手の登場にチームやファンは熱狂した。
同サイトは、大谷の他にも数々の選手をピックアップ。シアトル・マリナーズに移籍したロビンソン・カノー内野手(2014年)、エンゼルスに移籍したアルバート・プホルス内野手(2012年)、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍したランディ・ジョンソン氏(1999年)などが挙げられている。今オフはブライス・ハーパー外野手やクレイグ・キンブレル投手など大物選手が未だに契約に至っていないだけに、これらに並ぶインパクトの契約となるかどうか注目される。