菊池雄星の獲得は「健康を仮定すれば」大成功 マリナーズ新加入選手の中で最高評価
2019/02/20
Getty Images
将来有望な選手がズラリ…数年後の強豪目指す
菊池雄星投手をはじめ、オフにシアトル・マリナーズに加入した選手を米メディア『PROSPECT INSIDER』が18日(日本時間19日)、特集記事を発表している。
今オフにロビンソン・カノー内野手をはじめ多くの主力選手を放出し、若手選手中心での球団再建に舵をきったマリナーズ。最も選手の加入が激しかった球団のひとつだが、今季から新たにシアトルの地に訪れる選手たちが特集され、評価をつけられた。
新加入選手の中でも太鼓判を押されたのが菊池だ。埼玉西武ライオンズからメジャーに挑戦する左腕に同メディアは「日本の菊池雄星と契約したことは2016年のジーン・セグラ、ミッチ・ハニガー以来の大収穫だ」と評価。主力としてメジャーで活躍する選手と並べられるほど菊池の評価は非常に高いものとなっている。
さらに、「故障への懸念が左腕投手市場の盛り上がりを減退させている。しかし菊池が健康だと仮定すれば、ディポート氏(マリナーズGM)が結んだ契約は大成功だ」とも付け加えており、日本での開幕シリーズで凱旋登板も期待される左腕にかかる期待は大きい。
他に高評価を受けた選手にはJ.P.クロフォード内野手がいる。フィラデルフィア・フィリーズからトレードで加入した24歳のクロフォードは巧守が武器の遊撃手。「マリナーズはクロフォードを長期間、遊撃手のポジションを埋める解決策になり得る存在として見ている」と評価されており、今後は球団の看板選手となる可能性をみている。
その他にもジャスタス・シェフィールド投手、シェド・ロング内野手などトレードで加入した若手有望株が揃って注目されている。
選手の大半が入れ替わったマリナーズ。現時点では同地区のヒューストン・アストロズに対抗するのは難しいかもしれないが、若手の育成が上手くいけば数年後には黄金期を築くことになりそうだ。