マチャド、新天地パドレスで1年ぶり「正三塁手」 超有望株タティスと“黄金三遊間”結成へ
2019/02/23
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「三塁を守るために来た」球団とも意見一致
サンディエゴ・パドレスと10年総額3億ドル(約330億円)で契約を結んだマニー・マチャド内野手が、今季から正三塁手としてプレーすることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が22日(日本時間23日)、伝えている。
マチャドはボルティモア・オリオールズ時代の2013年と2015年に三塁手としてゴールド・グラブ賞を受賞するなど、打撃力と並んでメジャーを代表する堅守が持ち味だが、昨季は遊撃手としてオリオールズと途中加入したロサンゼルス・ドジャースで計147試合に出場していた。
そしてオフにフリーエージェント(FA)となり、パドレスと10年3億ドル(約330億円)の超大型契約を締結。この契約の中でキーとなった項目が「三塁手としてのプレー」だったようだ。
同サイトによれば、マチャドは「三塁を守るためにパドレスに来た」と発言しており、球団側も「最初の話し合いの時点から彼に三塁を守らせるつもりだった」として双方の意見が一致していたことが明らかになっている。
パドレスは、遊撃手として今季メジャー昇格が確実視されている若手超有望株のフェルナンド・タティスJr.内野手を抱えている。球団の有望株ランク1位であるタティスを正遊撃手として育成していくために、マチャドはかつての定位置である三塁を守ることになる。
26歳のマチャドと20歳のタティスだが、すでにお互いを意識しているようで、マチャドがタティスを「彼はビースト(獣)だ。自分が20歳や19歳だった時のことを思い出すよ」と称えれば、タティスも「5年前から好きな選手」とリスペクトの姿勢を示している。
1年ぶりに正三塁手としてプレーするマチャドと、正遊撃手として最優秀新人賞(新人王)も視野に入れた活躍が期待されるタティス。A.J.プレラーGMが「ただただゲームに勝ちたい」と話すように、この2人が昨季地区最下位のチームに躍進をもたらす“黄金コンビ”となっていきそうだ。