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菊池雄星は「マリナーズを代表する左腕」になる MLB公式の“打者を支配する投手”に選出

2019/02/23

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MLB先発左腕の速球平均球速をはるかに超える球威魅力

 米公式サイト『MLB.com』は22日(日本時間23日)、今季へ向けて「打者たちを支配する投手たち」を特集し、シアトル・マリナーズに加入した菊池雄星投手が選出された。
 
 菊池はポスティング制度を利用して今年1月2日(同3日)にマリナーズと契約。先発ローテーションの一角を担う投手としての活躍が期待されているが、同サイトでは「キクチのサウスポーとしての“熱量”は異常だ」と高い評価している。
 
 さらに、「NPBで彼の速球は96~98マイル(約154キロ~約158キロ)を計測していたが、昨季MLBの先発左腕の平均球速は91.4マイル(約147キロ)だった」とその潜在能力の高さを認めながら、「彼は過去3シーズンで1イニングあたり平均以上の奪三振をマークしている。(同じ左腕の)ジェームズ・パクストン投手はいなくなったが、新しいマリナーズを代表する左腕として注目だ」とチームを背負う左腕としての期待感が示された。
 
 同サイトにある通り、ノーヒットノーラン達成を含めて昨季11勝をマークしたパクストンがニューヨーク・ヤンキースに移籍して大きな柱を失ったマリナーズ。しかし、通算168勝を誇るフェリックス・ヘルナンデス投手をはじめ、昨季13勝のマルコ・ゴンザレス投手、同10勝のマイク・リーク投手とともに菊池がローテーションを守り期待通りの活躍を見せることができれば、パクストンの穴を埋めることも不可能ではない。
 
 キャンプ地アリゾナ州ピオリアはこの日、乾燥が激しい地域には珍しく雨によって湿度が高かったこともあり、実戦形式の投球に臨んだ菊池は「ボールのグリップは問題ない。湿気があって助かった。今日は本当に練習ができた」と充実のコメントを残している。これからオープン戦などを含めて調整を進めていくことになるが、今後も開幕へ向けて着実なステップを踏んでいくことが期待される。

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