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二刀流・大谷に敗れたアンドゥーハー。課題の守備力アップに奮闘中

2019/02/24

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 昨シーズンのアメリカンリーグ新人王投票で、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)に次ぐ2位につけた、ニューヨーク・ヤンキースのミゲル・アンドゥーハー内野手が課題の守備力改善に取り組んでいる。21日(日本時間22日)、アンドゥーハーの母国ドミニカ共和国紙『ディアリオ・リブレ』がその近況を報じている。
 
 昨季は149試合に出場し、打率.297、27本塁打、92打点という堂々たる成績をマークしたアンドゥーハーだが、惜しくも新人王には手が届かなかった。大谷の二刀流インパクトの前に屈した格好となったが、自身のお粗末な守備力がマイナス評価となってしまった一面があったのも事実である。
 
 15失策はリーグ三塁手でワースト4位。そして、守備での貢献を表すDRS値(守備防御点)は、マイナス25ポイントと、MLB三塁手部門でダントツの最下位だった。ア・リーグでゴールドグラブ賞を受賞したマット・チャップマン内野手(オークランド・アスレティックス)のDRS値がプラス29ポイント(標準的な選手と比べ29失点を防いだという意味)であることを考えると、アンドゥーハーの守備がいかにヤンキースの足を引っ張っていたのかがうかがえる。
 
 その守備力改善のため、アンドゥーハーはオフを通じ母国ドミニカで、そしてキャンプ地のタンパでも、カルロス・メンドーサコーチと練習を積んでいる。「オフからの取り組みで一歩目の動き出しや、ボールのリリースが良くなってきている」と23歳は成長を語っている。そして、「より良いリズムで動くには全てのコンビネーションが問題になる。全てを連動させるのが目標だ。そうすればより動きが滑らかになる」と目標を述べる。 
 
 ヤンキースは、オフに3度のゴールドグラブ賞受賞を誇る、DJ・ラメイヒュー内野手を獲得し、守備力の強化にも余念がない。それでも、アーロン・ブーン監督は「(試合終盤にラメイヒューをサードで起用するというオプションを)使わなくても済みそうだ」とアンドゥーハーのここまでの成長を評価している。
 
 MLBシーズン最多本塁打記録を更新した強力ヤンキース打線の一員として、打撃では高い貢献度を示したアンドゥーハー。課題の守備力が改善されれば、ヤンキースのV奪回も近づきそうだ。



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