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インディアンス、前レッドソックスのラミレスと合意 主力の負傷離脱で生まれた攻撃力の課題解消へ

2019/02/24

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エンカーナシオン放出&リンドーア負傷の事態を打開へ

 昨年5月にボストン・レッドソックスから解雇されフリーエージェント(FA)となっているハンリー・ラミレス内野手が、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約に合意したことが分かった。米スポーツサイト『ESPN』が23日(日本時間24日)、伝えている。
 
 現在35歳のラミレスは2005年にレッドソックスでメジャーデビューし、2年目にフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)に移籍して持ち前の長打力が開花。そしてロサンゼルス・ドジャースを経て2015年に古巣レッドソックスに復帰すると、2016年に30本塁打111打点をマークするなどチームの主砲として活躍した。
 
 しかし昨季は新加入のJ.D.マルティネス外野手に指名打者(DH)の座を譲り、44試合の出場にとどまって打率.254、6本塁打、29打点。そして5月30日(同31日)にチームから解雇されていた。その後母国のドミニカ共和国のウインターリーグに参加していたが、シーズン開幕を直前に控えインディアンスとマイナー契約に合意した。
 
 インディアンスは、オフに指名打者で通算380本塁打を誇るエドウィン・エンカーナシオンやメジャー2年目で打率3割をマークしたヤンディ・ディアズ内野手を放出。そして最近では正遊撃手で昨季38本塁打、92打点、129得点、25盗塁と大活躍したフランシスコ・リンドーア内野手がふくらはぎを痛めて開幕までに復帰するのは微妙な状況となっている。
 
 こうした事態で攻撃力に疑問符が浮かび上がる中、通算269本塁打と実績のあるラミレスがメジャー契約を勝ち取ることができれば、問題の大きさはある程度軽減される。さらに、リンドーアが戻ってきた際には打線の厚みは地区4連覇へ向けて十分なものとなるだろう。



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