メッツ、最強50セーブコンビ結成。2人のラテン系クローザーが共闘宣言
2019/03/02
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積極補強を続けるニューヨーク・メッツ。現地1日(日本時間2日)、米国メディア『ESPN』のスペイン語圏向けサイト『ESPNデポルテス』は、メッツが擁する、MLB史上でも稀なエドウィン・ディアス投手、ジューリス・ファミリア投手という二人のクローザーの競演を特集した。
昨シーズン、シアトル・マリナーズで57セーブをマークしたディアスは、ロビンソン・カノー内野手と共にトレードでメッツに加入。一方、メッツの生え抜き選手であったファミリアは、昨季途中、オークランド・アスレティックスへトレードされたが、今オフ、メッツが獲得し再びニューヨークの地に戻って来た。
昨季57セーブを挙げたディアスに対し、2016年に51セーブを挙げているファミリア。メジャー史上50セーブを記録した投手は過去14人しかいない。そして、同一チームに50セーブ以上マークした投手を二人同時に抱えたのは史上2ケース。それが開幕同時となると、トレバー・ホフマン氏、ロッド・ベック氏の両投手を擁した、1998年のサンディエゴ・パドレスのみとなるのだ。
ディアスが「メッツへのトレードは驚きだった。でも積極的な補強を行い、プレーオフに進める可能性があるチームに来られたのはうれしい」と語れば、ファミリアは「我々は他チームがうらやむローテーションを誇っている。ケガなく行けば大きなことを達成できるだろう」とチームに自信を見せる。
順調に行けば、クローザーはディアスになる見込みだが、ファミリアは「非常に満足している。ディアスは、近年で最も優れたクローザーの一人だ。彼がチームにいることは非常に喜ばしいことだ。私にとっては7回も8回も9回も同じだ。自分の仕事をする、楽しんでプレーするだけだ」と自身の役割を理解する。
そして、ディアスも「ファミリアは前向きに役割を受けてくれた。彼は勝利を望んでいるんだ。我々はチームのため、うまく機能するように共にがんばっている。大事なのはそこだと思う」とファミリアとの共闘を強調する。
大黒柱ジェイコブ・デグロム投手を擁する先発陣に加え、24歳のプエルトリコ人ディアスと29歳のドミニカ人ファミリアの豪華50セーブコンビが活躍すれば、昨季ナショナルリーグ東地区で4位に終わったメッツは台風の目になりそうだ。
連覇を狙う王者アトランタ・ブレーブス、ブライス・ハーパー外野手を獲得し息巻くフィラデルフィア・フィリーズ、そして積極補強を進めるメッツ。今季のナ・リーグ東地区は非常に熱い戦いが繰り広げられそうだ。