ダルビッシュ有、ローテ2番手が有力 カブス監督がレスターを開幕投手に指名
2019/03/05
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開幕投手経験者多数の盤石ローテで世界一へ
シカゴ・カブスのジョー・マドン監督が、2019シーズン開幕投手にジョン・レスター投手を起用すると表明した。オープン戦好調のダルビッシュ有投手は2番手の有力候補となりそうだ。米メディア『CHICAGO SUN TIMES』が4日(日本時間5日)、伝えている。
自身8度目(カブスでは3年連続)の開幕投手となるレスターは、2006年にボストン・レッドソックスでメジャーデビュー。同年に患った血液がんを乗り越え、リーグを代表する投手へと成長した。切れ味鋭いカットボールを武器に長年活躍しており、昨季は32試合に先発し、18勝6敗、防御率3.32の成績でナショナル・リーグ最多勝に輝いていた。
また、レスターに次ぐ2番手にはダルビッシュ有投手、コール・ハメルズ投手が候補だろうと伝えてられている。両投手ともにテキサス・レンジャーズ時代に開幕投手を務めた経験があり、実績は十分だ。
ダルビッシュは3日(同4日)に行われたシカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦で、2回無失点と好投。速球は約156キロを計測するなど調子は上々だ。一方のハメルズも、オープン戦では未だ無失点であり、ハイレベルな2番手争いは、まだまだ続きそうだ。
上記の3人以外にも、緻密なコントロールを武器に2016年ナ・リーグ最優秀防御率を獲得したカイル・ヘンドリックス投手、3年連続2桁勝利のホセ・キンタナ投手などがローテーションには控えており、隙の無いローテーションとなりそうだ。
昨季は1ゲーム差でミルウォーキー・ブリュワーズに地区優勝を譲ったカブスだが、ダルビッシュの復帰で投手陣は盤石になった。地区首位奪還、そして3年ぶりの世界一へ向け、強力ローテは大きな原動力となるだろう。