ロイヤルズ、正捕手ペレスがTJ手術で今季全休 大谷翔平の手術を執刀した医師が決定
2019/03/06
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GMは頭抱える「彼は問題を抱えたことはなかった」
カンザスシティ・ロイヤルズの好守の要であるサルバドール・ペレス捕手が、右肘側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けることが決まった。これにより、2019年シーズンは全休することになる。米スポーツ専門サイト『ESPN』が5日(日本時間6日)、伝えた。
今年1月のMRI検査で右肘靭帯の張りが認められていたペレスは、1日(同2日)に右肘手術を受ける可能性が伝えられており、この時点では球団から正式な発表がされていなかった。
しかし同サイトによれば、この日ロサンゼルス・ドジャースのチームドクターを務めるニール・エラトラシュ医師からセカンドオピニオンを受けた上で、靭帯再建手術を受けることが決まった。このエラトラシュ医師は、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手の右肘靭帯再建手術も執刀した医師でもある。
ペレス自身は先週の練習中に痛みを感じながらもシーズンへ向けて戦う意思を示していたが、残念ながらその願いは叶わぬものになった。手術を受けた後は今季2019年シーズンは全休となり、復帰は早くても来年に持ち越される。
ロイヤルズのデイトン・ムーアGMは、ペレスの故障について「これに備えるためにできること、手術が必要となるまで悪化するような情報はなかった」とコメント。さらに「彼は問題を抱えたことはなかった。12歳から28歳の今まで捕手をやってきたが、警告となるような兆候はなかったんだ」と少年時代から長く問題なく捕手を務めてきたペレスがここにきて重傷を負ったことに信じられない様子だ。