ヤンキースの一塁手はどちらに? ボイトとバードの競争激化、OP戦はともに猛打炸裂
2019/03/08
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昨季成績はボイトに軍配も…バード大ブレイクはあるか
ニューヨーク・ヤンキースのルーク・ボイト内野手とグレッグ・バード内野手の定位置争いが激しさを増している。米メディア『Daily News』が7日(日本時間8日)、特集記事を発表した。
昨季は大ブレイクを果たしたボイトと不振や故障に苦しんだバード。対照的なシーズンを送った2人だが、オープン戦では一塁手の定位置をかけてし烈な競争を繰り広げている。
ボイトは、オープン戦5試合で打率.286、2本塁打、5打点、OPS(出塁率+長打率)1.126と昨季に続いて好調。一方のバードも8試合で打率.389、1本塁打、3打点で、OPS1.222の活躍。両者ともに今季の定位置獲りにアピールを続けている。
昨季結果を残したボイトをレギュラー選手として起用するのか、それともバードが殻を破るのに期待するのか悩ましさがある。
同メディアによると、ブライアン・キャッシュマンGMはボイドに対し、「(昨季は)驚異的な仕事をやってのけてくれた」と述べている一方、バードに対しては「故障していたことで、我々は本来のバードを見る機会を得られていなかったように感じる」とコメント。両者の実力を評価している。
しかし、最後にキャッシュマン氏は「彼らは競争しているが、ロースターに入るのは1人になるだろう。それが正解とは言わないが」と述べ、最終的にはどちらか1人だけをメジャーに残すことを示唆した。
かつてのヤンキース黄金期にはルー・ゲーリック氏やティノ・マルティネス氏など強打の一塁手が活躍していた。充実した戦力で新たな黄金期到来も感じさせる現在のヤンキースで、一塁手のレギュラーになるのはどちらだろうか。