「35ホーマー、MVP、そして優勝」アストロズの若き主砲が描く今季のシナリオ
2019/03/09
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2015年のアメリカンリーグ新人王も昨季はケガに泣く
2シーズンぶりのMLB王者を目指すヒューストン・アストロズ。ケガもあり不本意な昨シーズンを送ったカルロス・コレア内野手が、自身とチームの目標を高らかに語っている。現地8日(日本時間同8日)、コレアの母国プエルトリコ紙『エル・ヌエボ・ディア』が同選手へのインタビューを試みている。
MLB連覇を目指して挑んだ昨シーズン、アストロズはアメリカンリーグ王者の座、そしてMLB王者の座をボストン・レッドソックスに譲ることとなった。そしてコレア自身も、背中の不調により故障者リストに入るなど、出場110試合にとどまり、打率.239、15本塁打、65打点とキャリア最低の成績に終わった。
24歳の遊撃手は「復調したいし、これまで残してきた数字を残せるようにしたい。そして、ずっとMVP候補とされるような位置にいたいし、健康な状態でフルシーズンを過ごしたいね」と今季への思いを述べ、「ホームランも35本くらい打てればいいね」と具体的な数字も挙げだ。
さらに、個人的な目標について問われると「ゴールドグラブも目標の一つだが、もっと大事なタイトルはある。前半戦の働きが評価されるのだから、オールスターゲームへの出場もいいものだ。でも我々はもっと大きな目標を目指しているのだ」と優勝への思いを口にした。
そして「去年は難しい年だった。でも、多くの事も学べた。特に体のケアについてだね。以前はやらなかったことをやるようにもなった。ヨガやマッサージ、復調するために必要なすべての事をした。人は犯したミスから学ぶものだ。今は健康な状態でいいプレーができている」と苦しい一年からの成長を語っている。
また自身の復活とともに、チームの仕上がりにも自信を見せている。「今シーズンの我々に必要なのはケガ人を出さないことだ。ジャスティン(・バーランダー)やゲリット(・コール)がいる先発陣は素晴らしいし、ブルペン陣もリーグ最強のひとつだ。打線も信じられないレベルにあるし、再びチャンピオンに返り咲く準備はできているよ」とコレアはコメントしている。
まだ24歳ながら、チームの主軸としての存在感を見せるコレア。オフには年俸調停にも勝利し、大幅昇給も勝ち取った。2015年の新人王は、自身の復調、そしてアストロズの王座奪還に向け準備万端のようだ。