田中将大、OP戦先発で4回途中2失点 初回先頭から4者連続三振など好調アピール!
2019/03/09
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ニューヨーク・ヤンキースは8日(日本時間9日)、オープン戦でデトロイト・タイガースと対戦。田中将大投手が先発登板し、4回途中2失点(自責点2)の内容で降板した。ヤンキースは8回表、タイガースに逆転を許し、5-6で敗戦となった。田中に勝ち負けはつかなかった。
圧巻だったのは立ち上がり。初回先頭のダズ・キャメロン外野手は見逃し三振、2番ニコ・グッドラム内野手を空振り三振、3番ジェイマー・キャンデラリオ内野手も空振り三振に仕留め、最高の滑り出しを見せた。
2点の援護をもらった田中の2回は先頭を空振り三振。これで回をまたいで4者連続とした。その後は四球と安打で1死一、二塁のピンチを背負った田中。ここで二塁走者をけん制で刺す好プレーを見せ、窮地を脱したかに思われたが、ゴードン・ベックハム内野手に左中間への適時二塁打を許して1点を失った。
3回の田中は先頭打者を右直で打ち取るが、続く1番・キャメロンとの対戦では、ライナーで右翼席に飛び込む本塁打を喫し、試合は2‐2の振り出しに戻った。さらに一塁線への二塁打を浴び、嫌なムードが流れたヤンキースの守り。しかし田中は空振り三振、左飛と修正してこの回を終えた。
4回先頭打者を三塁ゴロに抑えたところでお役御免となった田中。後を継いだ投手が安打を許した後、併殺を奪ってこの回を締めるとベンチで喜びの笑みを浮かべた。
試合はそのまま同点で進み、終盤7回にタイガースが1点を勝ち越しに成功する。その裏にすぐさま2点を返して逆転に成功したヤンキースだったが、リリーフが粘れず8回表にも2失点。再逆転を許し、9回表にも1点を失う不安の残る内容となった。ヤンキースは9回裏にカイル・ホルダー内野手の本塁打で1点を返すが反撃はここまで。5-6で敗戦となった。
この試合の田中は3回1/3を投げて被安打4、与四球1、奪三振5、被本塁打1で2失点(自責点2)の内容だった。中盤連打を浴びる場面もあったが、鋭い変化球は安定感抜群。開幕投手に向け、好アピールの登板となった。