今季は4番に?更なる進化を見せる昨季の新人王アクーニャJr
2019/03/14
Getty Images
ダブルヘッダーでの連発など8試合での先頭弾が話題に
昨シーズンのナショナルリーグ新人王、ロナルド・アクーニャJr外野手(アトランタ・ブレーブス)は、今季もファンに様々な話題を提供してくれそうだ。現地12日(日本時間13日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向けサイト『ラス・マジョーレス.com』は、順調なメジャー2年目を迎えたアクーニャJrの近況を報じている。
昨年4月25日にメジャーデビューすると、そのまま一気にレギュラーの座を奪取したアクーニャJr。球団記録となる8本の先頭打者ホームラン、史上最年少での5試合連発など数々の記録を作り、111試合に出場、打率.293、26本塁打、64打点と堂々たる成績を残して見事に新人王に輝いた。
初の開幕メジャーを迎える今季、21歳のベネズエラ人選手は不安より楽しみが勝っているという。「キャンプの初日から、開幕を楽しみにしているんだ。いい準備ができているし、昨年のようにできればと思っている。シーズンが始まれば自分ではコントロールできないこともある。自分でコントロールできるのは、いかに自分の仕事をするのかということだ」とアクーニャJr。
昨シーズンは1番打者として66試合プレーしたが、このオープン戦では、フレディ・フリーマン内野手、ジョシュ・ドナルドソン内野手、ニック・マーケイキス外野手といった実績あるスラッガーたちを押しのけて4番打者を務めている。アクーニャJrはこうした状況について「メンタル的には同じだ。ボールを見て、スイングするということさ。ラインアップの中にいられればハッピーだよ。打順の決定は自分の仕事ではないよ」と語っている。
21歳の進化ぶりに、コーチのウォルト・ワイス氏は「いいキャリアを積んできている。彼のパワーとスピードのコンビネーションは、エリート選手そのものだ。単なるパワーヒッターではない。真の強打者になると思う。より洗練されれば、彼を見るのがもっと楽しくなるよ」とコメントする。
現地12日に行われたセントルイス・カーディナルスとのオープン戦でも4番に座ったアクーニャJrは、すでに開幕投手に内定している相手先発のマイルズ・マイコラス投手から、3ランホームラン放つなど、3打数3安打と大当たり。打率もここまで.360と好調だ。プロスペクト(有望若手選手)という評判に違わぬポテンシャルを見せつけたアクーニャJrは、定着しつつあった1番打者というイメージから、更に進化した姿を見せてくれそうだ。