マリナーズ、逆方向に満塁弾のサンタナ「あんな方向に…」 日本での開幕には「夢叶った」
2019/03/20
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新加入で持ち味発揮!連勝に意欲「やるべきことを」
<シアトル・マリナーズ 9―7 オークランド・アスレチックス>
シアトル・マリナーズが20日、東京ドームで行われた日本開幕戦「2019 MGM MLB Opening Series」でアスレチックスに9-7で勝利を収めた。
マリナーズは2点を追う3回に、アスレチックス先発のマイク・ファイアーズ投手に対してディー・ゴードン内野手のタイムリー安打、今季から加入したドミンゴ・サンタナ外野手による右翼スタンド中段に突き刺さる第1号満塁本塁打で5点を挙げ5-2と逆転に成功する。
その後、アスレチックスの4番クリス・デービス外野手に第1号2ラン本塁打を浴びて1点差に詰め寄られたが、直後にマリナーズはティム・ベッカム内野手の第1号2ラン本塁打などでリードを広げて9-4で試合終盤を迎えた。
投げては先発のマルコ・ゴンザレス投手が6回4失点と粘投。2番手のニック・ランベロー投手が7回にマット・チャップマン内野手に第1号3ラン本塁打を浴びたものの、3番手以降の投手が点を許さず9-7で逃げ切った。打撃戦となったが、2019年最初の試合を白星で飾っている。
注目のマリナーズ・イチロー外野手は、「9番・右翼」で先発出場したが、第1打席に二飛、第2打席は粘った末に四球を選んで1打数無安打1四球。4回の守備に就いた直後に交代を告げられて、ファンや両軍ベンチから大きな拍手に包まれながらベンチに下がった。
試合後、逆転満塁弾を放ったサンタナはヒーローインタビューで「(本塁打は)最高の気持ちだよ」とコメント。逆方向となる右翼スタンドへの一発となったが、「あんな方向に飛んでいくとは思わなかったが、本当に飛んでくれて良かった」と安堵の表情を見せた。
また、イチローの母国・日本での開幕戦については「イチローと同じチームメイトになれて、日本で開幕を迎えられた。本当に夢が叶ったんだ」と笑顔。最後は明日の2戦目に向けて「やるべきことをやって勝とうと思う」と連勝への意欲を見せた。