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ダルビッシュ、復活懸ける移籍2年目の“姿勢”が話題「今までとは全く異なる人物に見えた」

2019/03/24

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大型契約1年目は期待に応えられず。編成責任者「チームに溶け込もうとしている」

 移籍2年目を迎えたシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手の、完全復活へ向けた“姿勢”が注目されている。米公式サイト『MLB.com』が23日(日本時間24日)、伝えた。
 
 ダルビッシュは昨年6年1億2600万ドル(約144億円)という大型契約を結んだが、その1年目は右肘の故障などで8試合の登板にとどまり1勝3敗。そして9月に骨棘除去手術を受け、リハビリを重ねて今季の復活を目指していた。
 
 迎えた2019年は調整が順調に進み、その様子に現地メディアも「完全に健康」と報じる他「サイ・ヤング賞の候補」との見方まで出るほど。開幕ローテーションの一角としてシーズンを通じての活躍が期待されている。
 
 そんな中、同サイトではダルビッシュの今季に懸ける姿勢に注目。「(スプリングトレーニングが行われた)アリゾナ州メサに到着したダルビッシュは、今までとは全く異なる人物に見えた。近くに通訳がいなくても英語で質問に答える姿があり、彼が自身のキャリアの中で最高のものを感じながら、今まで以上に笑顔を見せている」と伝え、ダルビッシュが英語で周囲と積極的にコミュニケーションを取り、良い雰囲気でトレーニングを重ねる様子に好印象を示した。
 
 また、編成総責任者のセオ・エプスティーン氏も「キャンプの早い段階で、彼と通訳を介さずに話し合った。彼はチームメイトと組織、そしてファンを完全に受け入れて新しい“脚本”を書きたかったんだ。それは簡単なことではない。彼は自身の行動でそれを後押ししている」とコメント。これまで大型契約の期待に応えられていない中、今季に懸ける姿勢として、まず通訳を介さずに自身の言葉で伝えチームに溶け込もうとしていることに感心している。
 
 同サイトは、ダルビッシュについて速球が再び95マイル(約153キロ)から97マイル(約156キロ)に達するだろうと予想しながら、40登板と投球イニング200回を期待しており、「再びワールドシリーズを争うカブスにとって、間違いなく最も重要な部分」と断言。2016年以来の世界一へ向けた鍵になるとし、「昨年の問題をはるかに超えて」活躍する姿を期待している。
  
 そのためにもスタッフとのコミュニケーションは欠かせない。トミー・ホットビー新投手コーチもコミュニケーション取ることがを最重要としており、通訳を介さずダルビッシュ自身が何でも話していくことが移籍2年目の明暗を分ける要因の1つになりそうだ。



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