ダルビッシュのシーズン初登板はいつ? 順調な仕上がり見せる右腕が記者をはぐらかす理由とは?
2019/03/25
Getty Images
シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手のシーズン初登板日について、様々な憶測が飛び交っている。本人の「開幕6戦目に先発する」との発言が伝えられているが、キャンプを先発2番手で過ごした右腕。記者との軽妙なやり取りからは正確な登板日を予想することは難しそうだ。公式サイト『MLB.com』が24日(日本時間25日)、伝えた。
ダルビッシュは昨季わずか8試合の先発に留まり、戦線離脱して以降はリハビリに励んできた。実戦復帰を果たしたスプリング・トレーニングではここまで4試合に先発、12回を投げて防御率2.25、2勝0敗、奪三振19と順調な仕上がり。開幕投手に内定しているエースのジョン・レスター投手に続く先発投手2番手として期待されている。
しかし、『MLB.com』によれば、ダルビッシュは「開幕6戦目に先発する」と発言。ローテーション2週目からの戦線復帰との内容だ。だが、一方で右腕は28日(同29日)にブルペン入りするとも発言している。通常、登板日の3日前にブルペン入りすることから、31日(同1日)の開幕2戦目の先発もあり得る。
情報をつかませないことの意図は、前回登板でつぶれた右手のマメを巡るものと考えられる。19日(同20日)、4回2/3を投げて2失点(自責点1)の好投も右手薬指のマメがつぶれて降板。その後は様子を見つつ、マイナーリーグ相手に調整登板を行っていた。
次回のブルペン入り時には絆創膏を外し、変化球の感覚を調整するとしているダルビッシュ。この調整がうまくいけば開幕2戦目の古巣テキサス・レンジャーズ戦、時間がかかるようであれば6戦目など、一足遅れてのシーズン開幕となりそうだ。
ダルビッシュは開幕に向け、「1年を通じて健康でいること」を目標に掲げた。怪我に泣かされ、思うような成績を残せなかった昨季からの巻き返しを誓う。