球団の思惑は通じず? レンジャーズ・藤川球児「40人枠外」で注目される去就
レンジャーズの藤川がメジャー登録の40人枠から外れた。今後、藤川にはどのような選択肢があるのだろうか。
2015/05/19
Getty Images
藤川のNPB復帰も?
もっとも、昇格後1回2/3で3失点だった藤川の獲得に興味を示す球団があるかどうかは不透明だ。藤川がウェーバーをクリアした場合、今度はマイナー降格を受け入れる可能性があるとレンジャーズは、期待しているようだ。
“Maybe if there is nothing out there in the majors, he will be more willing to consent,” Daniels said.
「もしウェーバーで彼の獲得に乗り出す球団がなければ、彼はマイナーへの降格を受け入れるだろう」と(ジョン・)ダニエルズ(GM)は語った。
しかし、チーム探しの対象はアメリカだけにとどまらない。NPBに復帰という選択肢も十分にありえる。
ちなみにレンジャーズは藤川をDFAとし確保した登録枠は、ミドルリリーフのロス・オーレンドルフの契約を買い上げ埋めている。レンジャーズが彼を選んだのは理由もある。それは、オーレンドルフは本来先発投手のため、ある程度長いイニングでの起用も可能ということだ。
Ohlendorf gives the Rangers a multi-inning option in the middle of the bullpen where the team has particularly struggled where Fujikawa was, at his best, more of a one-inning pitcher. The Rangers have been outscored by 29 runs in innings 5-7.
オーレンドルフは、レンジャーズが苦しんだ試合中盤でのロングリリーフをこなせる。藤川はせいぜい1イニングのみの投手だ。レンジャーズ(投手陣)は5回から7回に自軍の得点を29も上回る失点を許している。
藤川が機能しなかったのは事実だが、中盤用のリリーバーとしてはイニングを跨げるリリーバーのほうを求めていたというチーム事情もあるようだ。
いずれにせよ、藤川にとって、大きな決断を下すことになる。
出典:”Texas Rangers designate Kyuji Fujikawa or assignment, add Ross Ohlendorf”@ The Dallas Morning News by Evan Grant in May 17th 2015
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