インディアンス・ラミレス、自打球で負傷も開幕戦出場へ 昨季はリンドーアと強力コンビ形成
2019/03/26
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近年は地区独走も…迫り来るツインズの影
左膝に自打球を受け負傷していたクリーブランド・インディアンスのホセ・ラミレス内野手が、開幕戦に出場できる見通しであることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が25日(日本時間26日)、伝えている。
昨季39本塁打を放ち、フランシスコ・リンドーア内野手とともに主軸打者として活躍したスイッチヒッターのラミレス。今季も打線を率いる存在として期待されているが、オープン戦終盤で心配な一幕があった。
ラミレスは24 日(日本時間25日)、シカゴ・ホワイトソックスとのオープン戦で左膝に自打球を受けて負傷していた。
同サイトによると、X線検査の結果、患部は骨折しておらず、開幕戦に向け準備ができると伝えられており幸いにも主砲離脱の緊急事態には至らなかった。
昨季は3年連続アメリカン・リーグ中地区首位を達成するなど独走状態だったインディアンス。しかし、春季キャンプ中に右ふくらはぎを故障し、開幕戦欠場が濃厚なリンドーアに加え、二塁手のジェイソン・キプニス内野手も右ふくらはぎの故障で開幕から不在。
また、オフには主軸を務めていたマイケル・ブラントリー外野手(ヒューストン・アストロズ)、エドウィン・エンカーナシオン内野手(シアトル・マリナーズ)がそれぞれフリーエージェント(FA)で移籍。昨季からは大幅に戦力ダウンし、非常に苦しい状況にある。
加えて、昨季は78勝84敗で同地区2位に終わったミネソタ・ツインズが、オフにFA市場からマーウィン・ゴンザレス外野手、ネルソン・クルーズ外野手を獲得し、戦力アップを遂げている。複数の若手有望株も抱える球団でもあるだけに、一気に首位へ迫ってくる可能性は十分にある。
オープン戦も日程終了が近づき、開幕もそこまで来ている。戦力ダウンの不安もある中、復帰するラミレスの活躍で開幕ダッシュに成功できるだろうか。インディアンスは28日(同29日)、ツインズと開幕戦を迎える。