ヤンキース、オーナーが世界一へ自信満々「どこよりも優れている」 故障者続出も強気発言
2019/03/27
Getty Images
心臓手術から回復のサバシアはマイナーで40球「最高」
ニューヨーク・ヤンキースのオーナーであるハル・スタインブレナー氏が、今季のワールドシリーズ制覇に自信をのぞかせた。米スポーツ専門サイト『ESPN』が26日(日本時間27日)に伝えている。
スタインブレナー氏は、26日にマイナーリーグの試合で登板したC.C.サバシア投球を視察。昨年12月に受けた心臓手術から回復し、今季終了後に現役引退を控える38歳左腕の復帰に太鼓判を押した。
ヤンキースは2009年を最後にワールドシリーズ制覇に届いていないが、昨季はその年以来となる100勝をマーク。オフにはジェームズ・パクストン投手やアダム・オッタビーノ投手、D.J.ラメイヒュー内野手、トロイ・トロウィツキー内野手と大物選手獲得を獲得し、今季へ向けて昨季以上の戦力アップを図っている。
充実の戦力を携えての開幕へ、スタインブレナー氏は「我々はどこよりも優れている。チームは勝つために全力を尽くす。選手たちは潜在能力を発揮してくれるだろう」とコメント。その一方で、昨季19勝を挙げたルイス・セベリーノ投手や、デリン・ベタンセス投手、ジョーダン・モンゴメリー投手、ディディ・グレゴリアス内野手、アーロン・ヒックス外野手などの故障者については「怪我はどれも重大なものではなく、じきに戻ってくる」として、シーズン中の復帰に期待を込めた。
また、復帰へ向けて着実に調整を進めているサバシアは、この日の試合で40球を投げストライクは28球。「感じは最高だよ」と手応えを口にした。開幕直後はローテーションには加わらないものの、シーズンの早い段階で戦列に復帰する予定で、同サイトによれば「開幕日はそれほど特別なものではない。ワールドシリーズの場にいることを望んでいるんだ」と話しながら笑顔を見せていたという。
あと4勝で通算250勝、あと14個で通算3000奪三振を達成する個人記録とともに、メジャー19年目を世界一という最高の形で締めくくることができるのか、ベテラン左腕の最後の挑戦がいよいよ始まる。