ブリュワーズ、イェリッチが球団初の開幕3連発で勝利に貢献 次戦でメジャー記録に挑む
2019/03/31
Getty Images
4戦連発ならメジャー史上6人目の快挙
ミルウォーキー・ブリュワーズのクリスチャン・イェリッチ外野手が30日(日本時間31日)、本拠地ミラー・パークでのセントルイス・カージナルス戦で球団史上初となる開幕3試合連続本塁打を記録し、勝利に貢献した。
移籍2年目を迎えた27歳のイェリッチが、球団に新たな歴史を作った。「2番・右翼」で先発出場したイェリッチは初回、1死走者なしの場面で第1打席を迎え、カージナルス先発のダコタ・ハドソン投手に対してカウント0-1から94.3マイル(約152キロ)のシンカーを捉えると、打球は逆方向の左中間スタンドへの第3号先制ソロ本塁打となった。
米解析サイト『Statcast』によれば、この本塁打の打球速度は108マイル(約174キロ)、打球角度は22度、最高到達点は66フィート(20.1メートル)、推定飛距離は396フィート(約120.7メートル)、滞空時間4.5秒だった。
開幕から3試合連続で本塁打をマークしたのは、ブリュワーズ史上初めての快挙。メジャーリーグ史上では35人目だが、そのうち5人の選手のみがメジャー記録となる4試合連続に伸ばしている。(2013年:コロラド・ロッキーズのトレバー・ストーリー内野手、ボルティモア・オリオールズのクリス・デービス内野手、2011年:テキサス・レンジャーズのネルソン・クルーズ外野手、1998年:カージナルスのマーク・マグワイア氏、1971年:サンフランシスコ・ジャイアンツのウィリー・メイズ氏)
イェリッチの一発で先制したブリュワーズは、その後同点とされたが、3回にトラビス・ショウ内野手の第1号ソロ本塁打とマイク・ムスタカス内野手の第2号2ラン本塁打で3点を勝ち越し。投げては先発のブランドン・ウッドラフ投手が5回2失点でまとめ、その後もリードを守って4-2で勝利を収め、4連戦の今カードで2勝1敗と白星を先行させた。