前田健太、投打に躍動し今季初勝利!7回途中6K&二塁打 ドジャースは猛打爆発19安打18点
2019/03/31
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打たせた、振らせた!冴えわたったチェンジアップ
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が30日(日本時間31日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、6回2/3を投げ3失点と好投し今季初勝利を挙げた。
メジャー4年目を迎えた前田が先発として今季初登板を白星で飾った。初回は、先頭のジャロッド・ダイソン外野手に93マイル(約150キロ)の速球を捉えられ第1号先制ソロ本塁打を許したが、後続打者に対して3人連続でチェンジアップで内野ゴロに打ち取り最少失点で切り抜ける。
ドジャースは、直後にジョク・ピーダーソン外野手がダイヤモンドバックス先発のザック・ゴッドリー投手から第3号同点ソロ本塁打を放ちすぐさま同点。前田は2回に先頭のジェイク・ラム内野手に四球を与えたが、続くケテル・マーテイ内野手を84.2マイル(約135キロ)のチェンジアップで投ゴロに打ち取り、1-6-3と渡って併殺を完成させると、7番のニック・アーメッド内野手には92.8マイル(約149キロ)のシンカーで右飛として無失点に抑え、立ち直りの兆しを見せた。
前田は3回にゴッドリーから85.7マイル(約138キロ)のスライダーでこの日初めての三振を奪うなど三者凡退。テンポの良い投球で攻撃の流れを作ると、開幕2試合連続で2桁安打を記録しているドジャース打線が本領を発揮する。
先頭の8番オースティン・バーンズ捕手が左前安打で出塁すると、続く9番の前田は送りバントを試み、これを処理しようとしたゴッドリーが送球エラー。無死一、二塁とチャンスが広がる。さらにピーダーソンが四球で歩き満塁となり、1死後に3番のジャスティン・ターナー内野手が中前へ2点タイムリー安打を放って3-1と勝ち越しに成功した。なおもチャンスが続き、コディ・べリンジャー内野手と新戦力のA.J.ポロック外野手も連続タイムリー安打を放ってこの回一挙4得点。5-1とダイヤモンドバックスを突き離した。
援護を受けた前田は、4回にアダム・ジョーンズ外野手に中前安打を許して1人走者を背負ったが、チェンジアップで2つの三振を奪うなどこの回も無失点。ドジャースが中盤に入っても主導権を握る形となった。