ドジャース、最強左腕カーショウが3A開幕戦に登板 メジャーへの気持ち抑え「もう1回ここで」
2019/04/06
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オクラホマの本拠地は超満員!投球内容にも納得
メジャーリーグから遅れること1週間、マイナーリーグの2019年シーズンが4月4日(日本時間5 日)、全米各地で一斉に開幕。そのうちの1試合、オクラホマで行われた3Aの試合では、ロサンゼルス・ドジャースの左腕クレイトン・カーショウ投手がリハビリ登板を行った。
春季キャンプ中から左肩炎症の影響が懸念されていたカーショウは、メジャー開幕戦を直前にした3月28日(同29日)から10日間の故障者リスト入りをしていた。この日、カーショウはドジャース傘下3Aオクラホマシティ・ドジャースの2019年シリーズ開幕戦に先発し、4回1/3を投げ、被安打4、与四球2、奪三振6、失点2で降板。この日の全投球61球のうち、ストライクは42球だった。
ドジャー・スタジアムから約2200キロ離れたオクラホマシティ・ドジャースの本拠地チカソー・ブリックタウン・ボールパークには、この日超満員となる約13000人の観客が詰めかけ、サイ・ヤング賞に3回輝いている現在メジャーの最強左腕とも呼び声の高いカーショウのピッチングに声援を送った。
ちなみに、この日オクラホマの対戦相手だったミルウォーキー・ブリュワーズ傘下サンアントニオ・ミッションズには日系人有望株選手であるケストン・ヒウラ内野手が「3番・二塁」で3Aデビューを果たし、カーショウからは2打数1安打1三振だった。
試合は5-3でミッションズがドジャースを破っている。カーショウには勝敗はつかなかった。
試合後のインタビューでカーショウは「良い気分だ。最初のステップとしては悪くない出来だ。ランナーを塁に置いた場面でも投げたし、試したいことは全て試すことが出来た。5回途中まで投げることも出来た。今日は良い日だった」と感触をコメント。
さらに「今日は良い気分で終わらせたから、次につなげることが出来る。次はメジャーの試合で投げたい気持ちもあるけど、同時にあまり球数を投げることが出来ずにブルペンに迷惑をかけることは避けたい。だから多分もう1回ここで投げることになるだろう」とメジャーへの気持ちを抑えながら次の登板への意欲を口にしている。
オクラホマシティ・ドジャースはこの日から本拠地でミッションズを相手に5連戦。その後はオマハ、アイオワとさらに遠隔地での遠征シリーズが続き、オクラホマに戻ってくるのは4月16日(同17日)だ。カーショウの言葉通り、もう一度オクラホマでのリハビリ登板が行われるとすれば、あと12日間空いてしまうことになる。あるいは遠征地でのリハビリ登板になるかもしれないが、現時点では未定となっている。
ドジャースは開幕7試合で5勝2敗と幸先の良いスタートを切っている。さらに頼もしい最強エースが万全の状態でチームに戻ってくるのはいつになるだろうか。