エンゼルス、主砲トラウトが決勝&ダメ押し弾 やっと2勝目「こういう試合ができれば…」
2019/04/06
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自身の「ボブルヘッドデー」でファンに勝利届ける
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手が5日(日本時間6日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのテキサス・レンジャーズ戦で決勝弾を含む今季初の1試合2本塁打を放つ活躍を見せ、チームの連敗を「5」で止めるとともに3月29日(同30日)以来の2勝目に貢献した。
苦戦が続くエンゼルスにあって、奮闘を続けているのがオフに12年総額4億3000万ドル(約479億円)の超大型契約を結んだトラウトだ。
試合前まで2試合連続安打中で打率.350としているトラウトはこの日「2番・中堅」で先発出場。1-1の同点で迎えた6回、レンジャーズ先発のランス・リン投手に対してカウント2-0からの3球目、真ん中に入った93マイル(約150キロ)の速球を捉えると、打球は右中間スタンドに飛び込む第2号勝ち越しソロ本塁打となった。
試合は2-1のまま試合終盤に入り、8回にトラウトの第4打席が回ってきた。1点の重みが増すこの状況でトラウトは、レンジャーズ2番手のジェシー・チャベス投手と対戦。カウント3-1と打者有利となったところで、外寄りの88.3マイル(約142キロ)のカットボールを見逃さず、打ち返した打球は再び右中間スタンドに突き刺さる第3号ソロ本塁打となった。
5連敗中だったエンゼルスは、トラウトの勝ち越し、ダメ押しの本塁打によって3-1で勝利。3月29日以来、6試合ぶりの勝利でようやく今季2勝目を挙げた。
米公式サイト『MLB.com』によると、トラウトは試合後「我々はこのところ苦労している。投手陣は素晴らしいが、攻撃面での苦労が大きい。我々は日々努力し、得点を重ねていきたいと思っている。そしてこういう試合ができれば勢いが増すし、勝利を積み重ねることができる」と、苦しい状況の中で主砲としての心情を述べている。
この日のトラウトは、試合前に昨季のシルバースラッガー賞受賞のセレモニーでトロフィーを受け取った。また、自身のボブルヘッド人形がファンに配られたこともあって、ファンの期待に応える活躍を見せる形となった。現在チームは2勝6敗でアメリカン・リーグ西地区最下位に沈んでいるが、大谷翔平投手の復帰までに、トラウトを中心にどこまで挽回できるかが今季を戦い抜く上で非常に重要になってくる。