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ヤンキース、主砲ジャッジに19年待望の1号&2号! 最後は若手有望株の逆転弾で接戦制す

2019/04/07

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驚愕の2打席連続バックスクリーン弾

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が6日(日本時間7日)、敵地オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズでのボルティモア・オリオールズ戦で今季初本塁打となる第1号、そして第2号を放つ活躍を見せた。チームは接戦の末に最後は若手有望株の逆転弾で勝利を収めている。
 
 開幕7戦を戦って未だ本塁打のないジャッジはこの日「2番・右翼」で先発出場。初回、1死走者なしの場面で第1打席に立ち、オリオールズ先発ディラン・バンディ投手に対してカウント2-2から91.7マイル(約148キロ)の速球を完璧に捉えると、打球はバックスクリーンに飛び込む先制の第1号ソロ本塁打となった。
 
 ヤンキースは直後に同点とされたが、3回に再びジャッジのバットが火を噴く。この回もバンディと対戦したジャッジは、今度は1死二塁の場面でフルカウントから79マイル(約127キロ)のスライダーを弾き返すと、またしてもバックスクリーンへ第2号2ラン本塁打を放り込んだ。
 
 米解析サイト『Statcast』によると、第1号の打球初速は110マイル(約177キロ)、飛距離は412フィート(約125.6メートル)。第2号の打球初速は109マイル(約175キロ)、飛距離は418フィート(約127.4メートル)だった。
 
 ジャッジの2打席連発で3-1とリードを奪ったヤンキースだったが、その後試合は混沌。先発のJ.A.ハップ投手が5回途中で降板すると、2番手で登板したジョナサン・ホルダー投手がレナト・ヌニェス内野手にタイムリー安打を浴び1点差に迫られる。さらに7回には3番手の新戦力アダム・オッタビーノ投手が一、三塁から味方の野選によって追いつかれ、なおも1死一、三塁でリオ・ルイーズ内野手に犠飛を浴びて3-4と逆転を許してしまった。
 
 しかしヤンキースは8回、オリオールズ4番手のポール・フライ投手に対して2死走者なしから四球と安打で一、三塁とチャンスを作ると、ここで途中出場のクリント・フレイジャー外野手が左翼スタンドへ第1号3ラン本塁打を放って一気に6-4と逆転。メジャー3年目、期待の24歳から飛び出した値千金の一発でヤンキースが接戦を制した。
 
 チームは投手、野手ともに故障者が続出し苦しい戦いが続いているが、この日の勝利で2連勝。4勝4敗で勝率を5割としている。

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