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ナショナルズ右腕の防御率が∞、開幕から未だアウト奪えず 元カ軍守護神がトミージョンで一転

2019/04/08

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1アウトが遠いローゼンタール

 ワシントン・ナショナルズのトレバー・ローゼンタール投手が開幕から4登板で未だにアウトを奪うことができず、話題になっている。米メディア『the Score』が7日(日本時間8日)、伝えた。
 
 ローゼンタールは2012年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビューすると、14年には不動のクローザーとして45セーブを挙げる大活躍。翌2015年には自身初のオールスターゲームに選出されるなどメジャーを代表する救援投手としてその名を轟かせた。
 
 しかし、2017年8月に右肘を故障。その後患部の靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、オフにはカージナルスから自由契約になるなどキャリアが一転することに。昨季は、フリーエージェントとしてリハビリに専念し、11月にナショナルズと単年契約を結んでいた。
 
 新天地では名クローザー復活にも期待がかかりローゼンタールだが、ここまでかつての姿を取り戻せないでいる。7日(同8日)のニューヨーク・メッツ戦では、8回から登板。先頭のドミニク・スミス内野手に死球を与えると、そこから2球連続で暴投。次打者にも四球を与えて投手交代となり、アウトを奪えずに試合を後にした。
 
 この試合でローゼンタールは、今季初登板となった3月30日(同4月1日、ニューヨーク・メッツ戦)から4試合連続でアウトを奪えていない状態が続くことに。今季成績は、7日(同8日)終了時点で、4試合0/3回、被安打4、四死球4、失点7。防御率は“infinite”(無限)となるなど、本来の実力に反して絶不調に陥っている。
 
 好調なフィラデルフィア・フィリーズとニューヨーク・メッツに押され気味なナショナルズだが、地区上位と渡り合うにはローゼンタールの数年前のような活躍も必要だ。球速も手術前からそれほど変化していないだけに“何か”が噛み合えば、ローゼンタールが一気にチームの救世主となるかもしれない。



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