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苦境ヤンキース“泣きっ面に蜂” 右腕ベタンセス「骨棘」で復帰へ少なくとも7週間

2019/04/13

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右肩炎症から復帰目指すも、模擬試合後のMRI検査で判明

 右肩の炎症により現在10日間の負傷者リスト(IL)に入っているニューヨーク・ヤンキースのデリン・ベタンセス投手が、12日(日本時間13日)に新たにMRI検査を受け「骨棘(こつきょく)」ができていることが判明。この治療により、復帰に少なくとも6週間から7週間ほどかかることになった。
 
 故障者が続出しているヤンキースだが、そこに追い打ちをかけるようなニュースが飛び込んできた。この日は正捕手のゲイリーサンチェスが左ふくらはぎの張りで10日間のILに入ったが、米公式サイト『MLB.com』によれば、ベタンセスが新たにMRI検査を受けた結果「右肩の炎症を引き起こす原因となる骨棘があることが明らかになった」とブライアン・キャッシュマンGMが報告した。
 
 骨棘は関節の軟骨が肥大増殖し、次第に硬くなって骨化したものだが、キャッシュマン氏は「ベタンセスがコルチゾン注射(免疫抑制)の治療を受け、3週間は登板禁止、そしてメジャーリーグへの復帰までには少なくとも6週間から7週間はかかる」と話しているという。
 
 ベタンセスはスプリングトレーニング(春季キャンプ)の期間に右肩の炎症を発症して10日間のILに入っていたが、11日(同12日)の模擬試合で登板したところ不調を訴え今回のMRI検査に踏み切った。今週には同じようにエース右腕のルイス・セベリーノ投手がMRI検査によって右広背筋の張りが判明してシーズン前半の復帰が絶望的となったばかりとあって、チームにとってはまさに“泣きっ面に蜂”状態だ。
 
 メジャー3年目の2014年からシーズン60試合以上の登板を続け、昨季は66試合に登板し防御率2.70の内容を残すとともに、20ホールドを記録して通算100ホールドも達成したベタンセス。31歳で迎えたセットアップマンの今季は、大きな試練と闘うシーズンとなった。



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