アストロズ、投打かみ合い8連勝! 小兵アルトゥーベ5試合連発「パワーヒッターじゃないが…」
2019/04/14
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“キング”ヘルナンデスからバックスクリーン左へ豪快弾
ヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベ内野手が13日(日本時間14日)、敵地Tモバイルパークでのシアトル・マリナーズ戦で自身5試合連続となる第7号本塁打を放ち、チームの8連勝に貢献した。
アルトゥーベはこの日「1番・二塁」で先発出場し、3回の第2打席で三塁への内野安打を記録すると、2-1と1点リードの5回1死走者なしで迎えた第3打席では、マリナーズ先発のフェリックス・ヘルナンデス投手の89.4マイル(約144キロ)のシンカーを捉え、打球はバックスクリーン左への第7号ソロ本塁打となった。
これが自身キャリア最長、チームとしても2006年にモーガン・エンスバーグ氏が6試合連続のフランチャイズ記録を樹立して以来最長となる5試合連続本塁打となっている。
これでアルトゥーベは最近5試合で6本塁打目。この日の4打数2安打1打点の成績も含めて、この間21打数9安打(6本塁打)打率.429、10打点と絶好調だ。また、今季通算の打率で見ても、この日のアストロズのスタメン野手9人のうち8人が.280以上となっているが、その中でもアルトゥーベは最も高い.330としており、打線の軸としての働きは最高のものと言える。
アストロズは、投げても先発のジャスティン・バーランダー投手が6回105球(ストライク76球)を投げて被安打2、無四球、奪三振11、失点1と好投。投打がかみ合った内容で3-1で勝利を収め、連勝は今季最長となる「8」となり、地区首位マリナーズとの差を2.0ゲームに縮めている。
米公式サイト『MLB.com』によると、アルトゥーベは試合後「自分はパワーヒッターじゃないが」としながらも「チームのために本塁打を打ち続けられるなら幸せなことだよ」とコメント。2017年にリーグ最優秀選手賞(MVP)を獲得するとともにワールドシリーズ制覇に貢献した身長167.6センチの小兵戦士は、自身のパワフルなプレースタイルを変わらず続け、今後もチームに貢献していくことを誓っていた。