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連続無安打記録のデービス、約8カ月ぶりアーチ 同僚スミスJr.「クラッシュと呼ばれる理由」

2019/04/16

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待望の一発はトドメの一撃に

 ボルティモア・オリオールズのクリス・デービス内野手が15日(日本時間16日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックス戦で今季1号となる本塁打を放った。
 
 13日(同14日)のレッドソックス戦で63打席ぶりに安打を放ったデービス。猛打賞を達成して不名誉な連続無安打記録に終止符を打ったが、この日も自身にとってさらなる大きな一打を放った。
 
 「6番・一塁手」で先発出場したデービスは2回の第1打席はフルカウントから四球を選んで出塁したものの、第2打席では空振り三振、第3打席では3球で見逃し三振を喫し、勝利に繋がる一打を放つことができないでいた。
 
 4-1のオリオールズリードで迎えた8回、1死二塁でデービスに4打席目が回る。レッドソックス5番手のヒース・ハンブリー投手を相手にフルカウントとした6球目、スライダーを捉えた打球はライトスタンドへ。これが今季1号となる2ランとなり、レッドソックスを突き放した。試合は8-1でオリオールズが勝利している。
 
 久しぶりの本塁打を放ったデービス。米公式サイト『MLB.com』によると、デービスは昨年8月24日(同25日)以来、35試合連続で本塁打なしの状態が続いていた。約8カ月ぶりの本塁打は試合を決定づける一発となった。
 
 試合後にデービスは「守備はもちろん、(打撃で)勝利に貢献できたときは達成感のようなものがある」とコメント。また、同僚のドワイト・スミスJr.外野手は「彼は(ボールを)ぶっ壊したんだ。それが“クラッシュ”と呼ばれる理由さ」とデービスの愛称を引き合いに出して本塁打を喜んだ。
 
 スランプ脱出の予兆を見せているデービス。過去本塁打王に2度(2013年、2015年)輝いた大砲が完全復活すれば、同地区のレッドソックスやニューヨーク・ヤンキースにも大きなプレッシャーをかけることになりそうだ。



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