ヤンキース主砲・ジャッジ、最低2週間は治療に専念 開幕スタメンは残り3人に
2019/04/23
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“ダークホース”レイズが首位を独走
左脇腹を痛めて10日間の負傷者リスト(IL)入りしているニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は、回復に2週間以上かかる見込みであることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が22日(日本時間23日)、伝えている。
20日(同21日)のカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・右翼」で先発出場したジャッジだが、6回に左脇腹を痛めて負傷交代した。同サイトによると、2週間は治療に専念するとのこと。また、正確な復帰時期は伝えられておらず長期離脱を余儀なくされる可能性が高い。
ここまで20試合に出場して打率.288、5本塁打、11打点。OPS(出塁率+長打率).925と主砲の役目をしっかりと果たしていたジャッジ。離脱による攻撃力低下は避けられないが、それ以上に今季は離脱者が続出する緊急事態となっている。
ヤンキースの選手がIL入りするのはジャッジで今季13人目。さらに開幕スタメンではブレット・ガードナー外野手、ルーク・ボイド内野手、グレイバー・トーレス内野手の3選手以外全員がIL入りする事態に。21日(同22日)終了時点では勝率.524で地区2位となっているが、これ以上故障者が出るようならば借金生活になるかもしれない。
開幕前はアメリカン・リーグ東地区首位を争うのはヤンキースと昨季覇者のボストン・レッドソックスだと予想されることが多かった。しかし蓋を開けてみればタンパベイ・レイズが制しており、昨季90勝を挙げたダークホースが地区首位に立つ状況となっている。
レイズの最大持ち味は強力な投手陣。オープナー制度でも注目を集めた球団だが、ブレイク・スネル投手など優れた先発投手が多数存在している。ヤンキースにはD.J.ラメイヒュー内野手やクリント・フレイジャー外野手など奮闘している選手もいるが、打ち崩すためには故障者の復帰が何よりも必要となりそうだ。