驚異の10球連続ファウル! リアルミュートが古巣相手に1打席16球の名勝負、その結果は?
2019/04/26
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フィラデルフィア・フィリーズは25日(日本時間26日)、マイアミ・マーリンズと対戦。マーリンズからトレードでフィリーズ入りしたJ.T.リアルミュート捕手が10球連続でファウルを放って粘った場面に球場が沸いた。フィリーズは延長10回に勝ち越しを許し、1-3で敗れた。
初回、1死無走者で迎えたリアルミュートの第1打席。元同僚で昨年までバッテリーを組んだマーリンズ先発のカレブ・スミス投手との対戦となった。初球はボール、その後見逃しストライク、ファウル、ボール、ボールでフルカウントとなると、ここからリアルミュートが驚異の粘り。スミスの90マイル台中盤の直球、80マイル台中盤のチェンジアップ、同じ球速帯のスライダーを巧みにカットし、なんと10球連続でファウルとした。
ラストボール、運命の16球目は外角への94マイル(約151キロ)の直球で、フルスイングしたリアルミュートのバットは空を切り三振。かつての盟友同士の名勝負は、辛抱強い投球を見せたスミスに軍配が上がった。
試合は息の詰まる投手戦となった。スミスが6回を3安打1四球8奪三振で1失点(自責点1)と好投すると、フィリーズ先発のアーロン・ノラ投手も6回2/3で7安打を許しながらも1四球4奪三振で1失点(自責点1)。ともに先発を攻略できず、試合は終盤の1点勝負に入った。
延長10回表マーリンズの攻撃、2死二塁でスターリン・カストロ内野手が勝ち越し2点本塁打を放ち、試合を決定づけた。フィリーズは1-3で痛い敗戦。今季の通算成績は13勝12敗となった。
2番・捕手で出場したリアルミュートは4打数無安打3三振と結果を残せなかったが、三振に倒れた場面でも両軍のファンから大きな声援が送られた。