ケガ人続出のヤンキースの救世主へ 脚力持ち味の新加入メイビン「とても興奮している」
2019/04/27
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メジャー12年間で通算174盗塁の実績
クリーブランド・インディアンスから金銭トレードでニューヨーク・ヤンキースに加入したキャメロン・メイビン外野手が、新天地での意気込みを語った。米メディア『SNY』が26日(日本時間27日)、伝えている。
アーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手ら主力選手が次々も負傷者リスト(IL)入りしているヤンキース。特に外野陣は手薄な状態になっているが、穴埋めとして新たな韋駄天が加入した。
25日(同26日)にヤンキース入団が発表されたメイビンは32歳の外野手。2005年にドラフト1巡目(全体10位)でデトロイト・タイガースに指名され、2007年にメジャーデビュー。以後は様々な球団を渡り歩いて活躍してきた。
デビュー当初は打撃も含め超有望株として期待されていたメイビンは、打撃面はメジャー12年間で通算打率.254、60本塁打とまずまずの成績。しかし最大の持ち味である脚力ではこれまでに20盗塁以上のシーズンを5度、2011年にはリーグ2位タイの40盗塁を記録するなどしっかりと結果を残している。
これからの活躍が期待されるメイビンだが、同サイトによると新天地については「歴史ある球団の一員となれ、毎シーズンを特別なものにしようとしている選手たちに加わることができてとても興奮している」とコメント。名門球団としても知られるヤンキース入りを喜んでいた。
また、メイビン入団には指揮官も期待しているようだ。ヤンキースのアーロン・ブーン監督はメイビンについて「彼は(1つ先の)ベースを奪い続けてきた。実績があり、プレーできるベテラン選手だ」と述べており、実力を高く評価した。
長打力が持ち味の選手が多いヤンキースだが、主力の離脱で攻撃力低下は避けられない状態。自慢の長打力だけには頼れない中、元盗塁王(2011年)のブレッド・ガードナー外野手らとともに瞬足を活かして得点を積み重ねることができるだろうか。