ダルビッシュ有、6回1失点8Kの好投で2勝目 序盤のピンチで粘り、圧巻の3者連続三振も
2019/04/28
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味方打線も強力援護!3回に一挙5得点
シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)、敵地チェイス・フィールドでのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、6回1失点の好投で今季2勝目を挙げた。
前回登板のダイヤモンドバックス戦で5回3失点で3敗目を喫していたダルビッシュはこの日、中6日で同じダイヤモンドバックス戦に登板した。
初回に先頭打者のジャロッド・ダイソン外野手を83.8マイル(約135キロ)のスライダーで空振り三振を奪ったダルビッシュは、その後二塁打と連続四死球で満塁のピンチを招く。それでもここで5番のクリスチャン・ウォーカー捕手を87.3マイル(約140キロ)のカットボールで空振り三振に仕留めると、続くケテル・マーテイ内野手もカットボールで一ゴロに打ち取り無失点で切り抜けた。
2回も2つの四球で走者を許したが得点を許さず。そして、3回にカブス打線がデビッド・ボーティ内野手の第2号3ラン本塁打などで一挙5点を先制した直後には、3番から始まるダイヤモンドバックスの主軸に対して97.2マイル(約156キロ)の速球などで3者連続三振に抑える圧巻の投球を見せた。
勢いに乗ったダルビッシュは、4回は一転して打たせて取る投球で打者3人で抑え無失点。そして味方打線が2点を追加した5回にはこの日2度目の3者凡退に抑え、主導権を完全にカブスのものとした。6回にデビッド・ペラルタ外野手にソロ本塁打を浴びたものの、この日喫した失点はこの1点のみ。ダルビッシュは6回110球(ストライク65球)を投げて被安打2、与四死球5(うち四球4)、奪三振8、失点1の好投で防御率は5.02となった。
カブスは7回にもアンソニー・リゾー内野手の第5号ソロ本塁打などで2点を追加。投げてはダルビッシュの後を受けたリリーフ陣が無失点リレーで繋いで9-1で勝利し、ダルビッシュは今季2勝目を挙げた。なおこの試合でダイヤモンドバックスの平野佳寿投手の登板はなかった。
連敗を2で止めたカブスはこれで13勝12敗として貯金1。ナショナル・リーグ中地区首位のセントルイス・カージナルス、ミルウォーキー・ブリュワーズも勝ったためゲーム差は縮まらなかったが、地区3位をがっちりキープした。