ホワイトソックス、MLBタイ記録の1試合20奪三振 4投手が「流れに乗って」快挙達成
2019/04/29
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先発右腕ロペスは14K「キャリア最高」
シカゴ・ホワイトソックスが28日(日本時間29日)、本拠地ギャランティードレイト・フィールドでのデトロイト・タイガース戦で、継投による計20奪三振を記録した。1試合20奪三振はメジャータイ記録となっている。
ホワイトソックスはこの日、まず4年目25歳の先発右腕レイナルド・ロペス投手が圧巻の奪三振ショーを見せた。初回に2三振をマークすると、2-0と2点リードで迎えた2回は1点を失いながらも3つのアウト全てを速球による空振り三振で取った。
そして3回から5回は3イニング連続で2三振ずつ、6回には再び3つの三振を奪って計14奪三振を記録。最速97.6マイル(約157キロ)の速球、チェンジアップ、スライダーを駆使してタイガース打線を翻弄した。なお、奪った三振14個のうち13個は速球が決め球となっている。
このロペスの快投に、リリーフ陣も流れに乗った。2番手の左腕ジェイス・フライ投手、3番手の右腕ケルビン・へレーラ投手、そしてクローザーの右腕アレックス・コロメ投手が揃って2奪三振。チームとして計20奪三振をマークした。
9イニングでの20奪三振はメジャータイ記録。2017年にボストン・レッドソックスがテキサス・レンジャーズ相手に記録して以来、2年ぶり7度目の快挙となった。試合はホワイトソックスが4-1で勝利し2連勝を飾っている。
米スポーツ専門サイト『ESPN』によれば、この日2勝目を挙げたロペスは試合後「今日の投球はキャリア最高のものだった。全てが完璧に機能し、気分が良かったよ」と充実のコメント。ホワイトソックスのリック・レンテリーア監督も「彼らが行うことが上手く機能し、流れに乗って生まれたものだ」と投手陣の能力を高評価しながら「メジャーリーグで記録できたことは大したこと。彼らを称賛するよ」と手放しで喜んだ。
11勝14敗と負け越しているホワイトソックスだが、この日の投手陣の奮闘を機に巻き返しを図っていきたいところだ。