イチロー氏“選手”さながらの姿でマリナーズ支える 会長付特別補佐に再就任しチーム強化担う
2019/05/01
Getty Images
「バッティンググローブを着けながらコーチ会議に…」
シアトル・マリナーズは4月30日(日本時間5月1日)、3月21日に現役引退を表明したイチロー氏が、同球団の会長付特別補佐に就任することを発表した。
イチロー氏は、昨年5月に選手登録を外れ、会長付特別補佐としてチームに帯同しながら選手らをサポート。米公式サイト『MLB.com』によれば、今回も同役職に就き、傘下マイナーリーグ3Aのタコマ・レイニアーズで選手指導を行うことをはじめ、ジェリー・ディポートGMとスコット・サービス監督とともにコーチ兼アドバイザー業務も行うという。
サービス監督は「彼がバッティンググローブを着けながらコーチ会議に参加した初めてのコーチだ」と笑顔でコメント。「しかし、それほど驚くことではない」と、つい1カ月余り前まで選手としてユニホームを着続け、プレーするために準備していた姿を重ね合わせていた。
イチロー氏は、この日本拠地Tモバイルパークで行われるシカゴ・カブス戦の前に、ユニホーム姿で登場。“選手”さながらの姿で選手の準備を行ったという。
「我々は、特別なアシスタントを擁する強力な集団だ。疑う余地もない」とサービス監督は断言している。OBとして現在まで同球団に助言し、支援するケン・グリフィーJr.氏やエドガー・マルティネス氏、マイク・キャメロン氏らの中に新たに加わるイチロー氏が、大きな力となってさらにチームの強化が実現することが期待される。