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これが真の”二刀流”? シンダーガード、160キロ超変化球で10奪三振完封&自ら決勝ソロ本塁打

2019/05/03

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 ニューヨーク・メッツは2日(日本時間3日)、シンシナティ・レッズと対戦。先発したノア・シンダーガード投手が9回を被安打4、10奪三振の内容で完封し、さらに3回に自ら決勝点となるソロ本塁打を放つ活躍を見せた。1-0でメッツが勝利した。
 
 シンダーガードは立ち上がりから2者連続の空振り三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せる。2回は先頭に安打を許すも、続くホセ・イグレシアス内野手を遊ゴロ併殺打に仕留めるなど無失点に抑えた。3回表は先頭からこの日3つ目となる三振を奪うと、その後1四球を与えたが、最後はデレク・ディートリッチ内野手を中直。ここも危なげない投球を見せた。
 
 3回裏にはこの日の第1打席を迎えたシンダーガード。相手先発タイラー・メール投手の初球、92マイル(約148キロ)の直球を振り抜くと打球は左中間スタンドに飛び込む先制ソロ本塁打となった。データ解析システム『スタットキャスト』によると、この打球の初速は105.8マイル(約170.3キロ)で、飛距離は407フィート(約124メートル)だった。
 
 自らのバットで先制点を生み出したシンダーガードは投球でも波に乗り、4回はこの日初めての三者凡退。同じく三者凡退に抑えた5回には4つ目の三振を奪った。6回は先頭を三振の後、右前安打で3回以来の出塁を許したが、ディートリッチを二ゴロ併殺打に斬って結局3人で切り抜けてみせた。
 
 終盤に入っても球威は衰えず、先頭のヤシエル・プイーグ外野手を右飛に仕留めた後はホセ・ペラザ内野手とイグレシアスを二者連続の空振り三振。8回にも代打ジョーイ・ボットー内野手から見逃し三振を奪うなど三者凡退に抑えると、最後の見せ場は9回2死一塁。プイーグにこの日最速となる99.5マイル(約160キロ)のシンカーを投じ、見逃し三振に仕留めてみせた。この試合最後の104球目に最速を記録し、余力を残した完封勝利と印象付けた。
 
 レッズは投手陣が踏ん張りを見せ、計4人の継投で9回を1失点に抑えたが打線が最後までシンダーガードを攻略できず。そのシンダーガードの一発に泣く結果となった。
 
 シンダーガードは9回104球(内ストライク74球)、31人の打者に対して被安打4、与四球1、奪三振10で無失点。打席では今季2号ソロ本塁打を含む3打数1安打1本塁打1打点とし、大車輪の活躍となった。

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