前田健太、6回4失点で勝ち負けつかずも、令和日本人初安打! 悪童マチャドの好守に阻まれマルチ安打はならず
2019/05/06
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ロサンゼルス・ドジャースは5日(日本時間6日)、敵地でサンディエゴ・パドレスと対戦。前田健太投手が先発登板し、6回を投げて4失点の結果だった。ドジャースはその後逆転したが、9回裏にサヨナラ満塁本塁打を浴びて5-8で敗れた。前田は3回に中前安打を記録し、元号が令和となってから初めての日本人選手による安打とした。
初回はやや球がうわずった前田。先頭は直球が甘く入ったが一邪飛に打ち取って1死。しかし、2番フランミル・レイエス外野手への2球目を完璧に捉えられ、左翼席への先制ソロを許した。マニー・マチャド内野手を二飛に仕留めると、4番エリック・ホズマー内野手には4球目がまたも甘く入り、フェンス手前まで運ばれる右飛となった。
立ち直りたい前田だが、2回は左飛、捕ゴロとテンポよく2死にこぎつけるも3人目に四球。直球、カーブが高くなり、フルカウントからの出塁を許してしまい、後続には右翼線を破られる適時三塁打を浴びて2点目を失った。
3回表、自身の第1打席を迎えた前田はカウント2-1からの4球目を捉えて二遊間を抜く中前安打。これが日本人メジャーリーガーが改元後に放った初の安打となった。
その裏の前田は先頭を空振り三振、先頭打席で本塁打を許したレイエスも中飛。マチャドを左飛に打ち取って今日初めての三者凡退とした。
4回表2死三塁のチャンスで迎えた前田の第2打席は初球を捉え、鋭い当たりが三遊間へ。しかしこれを遊撃手のマチャドがスライディングしながら好捕して一塁へ送球し、前田は自身を援護する形とはならなかった。
4回裏の前田は先頭打者にフルカウントから四球。空振り三振で1死を奪うも、3人目には再び四球を与えて1死一、二塁のピンチを招いた。踏ん張りたい場面だったが、7番グレッグ・ガルシア内野手に右翼フェンス直撃の適時2塁打を許して3失点目。さらに犠飛で1点を献上したが、最後は空振り三振を奪ってこの回を終えた。
5回裏は1番から始まる打順との対戦となった前田。遊飛、捕ゴロ、三ゴロで三者凡退に抑えた。6回も先頭から遊ゴロ、空振り三振、空振り三振と抑えたが、捉えられた当たりも増え、6回を投げ切ったところで降板となった。
その後ドジャースは得点を重ねて5-4と逆転に成功。守護神ケンリー・ジャンセン投手に最終回のマウンドを託したが、2死満塁からハンター・レンフロー外野手にサヨナラ満塁本塁打を浴びて試合終了。ドジャースは5-8の敗戦となった。
前田は6回84球(内ストライク56球)を投げて被安打3、与四球3、被本塁打1、奪三振6で4失点(自責点4)の内容だった。今季ここまでの成績は7試合登板3勝2敗、防御率4.66となっている。